身近な風土の輝きとそこに暮らす人々を通して「小さな旅」をしてみませんか。
奥びわ湖の一角、湖と山との狭間に「隠れ里」として知られる滋賀県長浜市菅浦地区はあります。古くから自治組織をつくり、自らの手で村を守ってきた人々。今も約100人が支えあって暮らしています。夏、びわ湖の特産コアユをとる、最後の「沖すくい網漁師」。奥びわ湖の美しい景色をカメラにおさめ続ける男性。定年80歳という集落の農村家庭工場で元気に働くお年寄りたち。隠れ里で人生を紡ぐ人々の小さな物語です。