

交通課を舞台にした東野圭吾原作のヒューマンミステリー
誰もが身近であり、決して起きてほしくないもの、それが交通事故。無自覚な行動が、不幸な事故を引き起こす。しかし交通事故は、その“瞬間”を目にしていなければ真実はわかりにくい。
捜査員たちは、自分たちの無力や法律の壁に憤り、被害者や遺族の悲しみに苦悩しながら、奔走したったひとつの些細な可能性から真実を突き止める。しかし―たどり着いた真実の先には、さらなるどんでん返しが待ち受ける。
交通課捜査係のバディ捜査官が、交通事故という非日常が浮き彫りにする人間の業をあぶり出します。
【あらすじ】
陣内瞬(まどか)(25)。総務課から交通課に配属されたばかりの新人交通警察官。巡査部長の金沢行彦(48)を教育係にバディを組んでの最初の交通事故は、深夜の交差点での衝突事故。
外車の運転手は青信号を主張。一方の軽自動車の運転手は病院で死亡。両車両ともドライブレコーダーを装備しておらず、どちらが信号無視をしたか不明になるところ、死亡した運転手の妹が青信号だったと主張する。妹は、目が不自由だった。事故当時、後部座席に同乗しており、カーラジオから流れていた松任谷由実の「リフレインが叫んでいる」の歌詞のタイミングで証明するというが…。
他に、前を走っていた車からポイ捨てされた空き缶で失明をした婚約者のために、その車を探す行動が思わぬ事件の解決へとつながるエピソードや、あおり運転に遭い事故を起こしてしまった若葉マークの女性が抱えていた真相、心無い路上駐車が巻き起こす不幸など、日常に起こりうる交通事故がもたらす人々の運命の急転を、バディ捜査官の奮闘を通して描く。
◆小芝風花さん(陣内瞬 役) コメント
東野圭吾さんの短編小説を読ませて頂いた時、とてつもない殺人鬼が出てくる訳でも無いのに、背筋が凍るような怖さを感じました。
ポイ捨てや路上駐車など、身近すぎる違反や事故。そこから膨れ上がる人の憎悪、迎える結末にとても考えさせられました。
ドラマの台本を読ませて頂いた時、あの短編小説をこうやって繋げたんだ!と感動しました。
素敵な作品にできるように頑張りますので、楽しみに待っていてください。
◆安田顕さん(金沢行彦 役) コメント
沢山の方々から愛される東野圭吾さん原作の作品に携われること、大変光栄に思います。
また、主演の小芝風花さんは彼女が幼いころから交流がありました。このような形でご一緒できるのは、非常に感慨深いです。
素敵な作品にできるよう精一杯取り組ませていただきます。皆様、ぜひご覧ください。
4Kドラマ「天使の耳~交通警察の夜」(前後編)
【放送予定】
2023年3月 BS4K
【原作】
東野圭吾「天使の耳」
【脚本】
荒井修子
【音楽】
Justin Night
【出演】
小芝風花、安田顕 ほか
【制作統括】
黒沢淳(テレパック)、小松昌代(NHKエンタープライズ)、長谷知記(NHK)
【演出】
河原瑶(テレパック)