2023年度後期 連続テレビ小説『ブギウギ』ヒロイン決定のおしらせ
公開2022年10月17日午後3:00
更新2023年4月17日午後1:29

2023年度後期連続テレビ小説『ブギウギ』のヒロインが決まりましたのでお知らせいたします。
第109作・連続テレビ小説『ブギウギ』のモデルは、戦後の大スター 笠置シヅ子さん。
歌って、踊って、“心ズキズキわくわく” 明るい笑顔とまっすぐな心でヒロイン・鈴子が、歌手の道を駆け抜け日本中に元気を届けます!


 

ヒロイン 花田鈴子(はなだ・すずこ)役

趣里さん

2471人にご応募いただいたオーディションから選ばれました。

【プロフィール】
1990年9月21日生まれ、東京都出身。
2011年デビュー以降、舞台・映像と幅広く活動。主演を務めた映画「生きてるだけで、愛。」(18)で、第33回高崎映画祭最優秀主演女優賞、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。主な出演作に、映画「おとぎ話みたい」(14)、「過ちスクランブル」(17)、「勝手にふるえてろ」(17)、「空白」(21)、「ホリック xxxHOLiC」(22)、「流浪の月」(22)、「もっと超越した所へ。」(22)、ドラマ「ブラックぺアン」(18/TBS)、「私の家政夫ナギサさん」(20/TBS)、「レッドアイズ 監視捜査班」(21/NTV)、「DCU」(22/TBS)など。
NHKでは「わたしのウチには、なんにもない。」(16)、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(16)、「京都人の密かな愉しみ Blue 修行中」(17~21)など。
<役柄:花田鈴子>
1914(大正3)年生まれ。大阪の銭湯の看板娘で、おしゃべりで歌って踊ることが大好き。母親譲りのおせっかいで世話好きな性格だが、人助けが裏目にでることも・・・。憧れの歌劇団に入団した後は、努力を重ね、歌と踊りと愛嬌を武器に大スターへの階段を駆け上がっていく。

満面の笑顔と底抜けに明るいヒロインが、多くの困難を乗り越え、歌手の道を突き進み、人々に勇気と希望を与えていく


◆ものがたり

大正の終わりごろ、大阪の下町の小さな銭湯の看板娘・花田鈴子は、歌って踊るのが大好きな天真爛漫(てんしんらんまん)な女の子です。小学校を卒業した鈴子は「歌と踊りでみんなを笑顔にしたい」と思うようになり、道頓堀に新しくできた歌劇団に入団。必死に稽古にはげんだ鈴子は、メキメキと成長、抜群の歌唱力で頭角を現していきます。
昭和13年、鈴子は上京。そこで、人気作曲家と出会い、大きく運命が変わります。鈴子は、作曲家の指導を受け、“スウィングの女王”と呼ばれ人気歌手になっていきます。
しかし、戦争が始まると、鈴子が置かれた状況は一変。鈴子の歌っていた歌は「敵性音楽」となり、鈴子の舞台での歌や踊りが厳しく制限されてしまいます。さらに、鈴子の弟は出征。また、ちょうどその頃、鈴子の母も病気で亡くなってしまいます。
不幸が重なり悩んでいた鈴子の前に、ある青年が現れます。ふたりは恋に落ち、やがて結婚を誓いあうまでに。しかし、青年の家族は大反対、結婚はなかなか実現しません。やがて戦争が終わり、鈴子は青年の子を身ごもります。ところが、青年は病にかかってしまいます。会えない日々が続き、そして、臨月の鈴子のもとに届いたのは青年の訃報でした。死に目に会えず、結婚もできないままの別れ。数日後、鈴子はひとりで娘を出産しました。
鈴子は、ひとりで娘を育てながら舞台で歌います。そんな中、生まれたのが「東京ブギウギ」です。明るく、飾らず、全身で歌う、鈴子の真骨頂。戦後の傷ついた日本に、その歌声が響き渡ります。鈴子の歌声に合わせて、笑顔で歌い踊る人たちが日本中にあふれていきました。鈴子は“ブギの女王”と呼ばれるようになり、大スター歌手への階段を駆け上がっていきます。


◆作・足立紳さんのことば

趣里さんの、猫の目のようにクルクルと変わる豊かな表情と、ちょっとハスキーな声は、我々スタッフたちが考えているヒロインのイメージにぴったりです。スタッフたちはみんな今、「趣里さんにあんなこと言わせてみたい!」「こんな動きをしてもらったら……!」と想像してはニタニタと笑顔を浮かべワクワクズキズキしています。そしてきっと、その想像の上をいくヒロイン像を視聴者の方には見て頂けると思います。どうぞお楽しみに!


◆ヒロイン発表にあたって 制作統括・福岡利武

オーディションでの趣里さんのお芝居と歌、そして佇まいがとてもステキでした。にじみ出るなんとも言葉ではうまく表現できない個性と魅力、芯の強さ、そして愛嬌たっぷりの笑顔が印象的でした。趣里さんがすっと心に入ってきました。すばらしいヒロインを迎えて、みなさまにおもしろいドラマをお届けできるように、スタッフ一同、まい進してまいります!



2023年度後期 連続テレビ小説
『ブギウギ』<4K制作>

【脚本】
足立紳
【音楽】
服部隆之
※「隆」の字は、正しくは「生」の上に「一」が入ります
【制作スケジュール】
2023年春頃クランクイン予定
【スタッフ】
制作統括:福岡利武、櫻井壮一/プロデューサー:橋爪國臣
演出:福井充広 鈴木航 二見大輔 泉並敬眞 盆子原誠 ほか