土曜ドラマ「探偵ロマンス」制作と出演者のお知らせ
公開2022年11月1日午前5:00
更新2022年11月8日午後3:50

新進気鋭の脚本家・坪田文が書き下ろすオリジナルドラマ。
1923年に作家デビューを果たした江戸川乱歩。それから100年という節目にお届けする“知られざる江戸川乱歩誕生秘話”
連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」制作チームがNHK大阪放送局よりお送りするロマンスあり、笑いあり、涙あり、魂の叫びあり、アクションあり・・・のテンコ盛り
今を生きる人々の心に響く珠玉のエンターテイメント活劇が、2023年1月21日、日本に誕生する。

20世紀初頭、帝都。
世界大戦による好景気は終えんし、超格差社会となり、街にはスラムがあふれ、スペイン風邪がまん延し、犯罪や強盗がはびこり、人びとはヒーローの誕生を待ち望んでいた。
のちに江戸川乱歩となる平井太郎(ひらい たろう)(濱田岳)は、シャーロックホームズや怪盗ルパンなどを書いたドイル、ルブラン、ポーといった海外の推理小説家に憧れながらも、まだ何者でも無く、安い賃金の仕事を転々としながら、友人・初之助(はつのすけ)(泉澤祐希)と、その日の飯にありつくのがやっとの貧乏生活を送っていた。新聞社などに原稿を持ち込んでも全く相手にされない太郎の小説に、いつも感想を送ってくれる文通相手の村山隆子(むらやま りゅうこ)(石橋静河)からの手紙が、唯一の心の救いだった。
・・・そんな太郎が、初老の名探偵・白井三郎(しらい さぶろう)(草刈正雄)と出会い、ピンチにめっぽう強い三郎のユーモアとペーソスあふれる人柄に魅了される。一方、三郎は、純粋な太郎から飛び出す突飛な発想を面白がり、あふれ出る熱情や叫びに心動かされ、二人はバディを組み、探偵稼業へと乗り出していく。
謎の犯行予告状にはじまり・・・・・・太郎は、上海帰りの魅惑の貿易商・住良木(すめらぎ)(尾上菊之助)や、秘密倶楽部の妖艶な女主人・美摩子(みまこ)(松本若菜)、太郎を見下す新聞記者の潤二(じゅんじ)(森本慎太郎)、三郎とは犬猿の仲の鬼警部・狭間(はざま)(大友康平)、寡黙なバーのマスター伝兵衛(でんべえ)(岸部一徳)など、癖の強い人々と出会い、大いに翻弄され、あげく難事件に巻き込まれていく・・・。
やがて、太郎は覚醒し、明智小五郎怪人二十面相など、乱歩作品お馴染みのキャラクターが躍動する物語を生み出していく。



【登場人物】


 
〇平井太郎(ひらい たろう) Taro Hirai

濱田岳 Gaku Hamada

ドイルやポーといった海外の推理小説家に憧れるも、いまだ何者でもなく、職を転々とする貧乏暮らし。
名探偵・白井三郎と出会い、探偵稼業に乗り出す。
後に日本を代表する推理小説家・江戸川乱歩となる。
(本人コメント)
太郎は泥臭く、くさくさしちゃった人間味というのもすごく濃い人で、卑屈な若者、時代の波に飲み込まれた若者という印象です。難しい役柄なので演出と日々相談しながら演じています。
演出は、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』、『心の傷を癒すということ』でご一緒した安達もじりさん。誰もが信頼している数少ないディレクターの元で、台本の一番手に名前が載るようなポジションでやらせていただけるというのは、ものすごく役者冥利に尽きることです。現場は今、もじりさんが演出する人間模様やハートの部分のやりとりとアクションシーンが化学反応を起こしつつあるところ。ゴールには必ずこの化学反応が起きると思うので、視聴者の皆さまにも楽しんでいただけると思います。撮影を進めながら日々自信がついていくのを体感しているので、安心して楽しみに待っていてくださいね。



 
〇白井三郎(しらい さぶろう) Saburo Shirai

草刈正雄 Masao Kusakari

白いスーツに身を包み、数々の難事件を解決してきた名探偵。
世間にその名を知られているが、3年前引退を表明し、姿を消している。
太郎と出会い、深い因縁のある“怪盗”との大いなる対決へと向かう。
(本人コメント)
探偵ロマンスの撮影では、アクションがありとても大変ですが、
時代背景や衣装など見どころが沢山ありますので楽しんで頂けたらうれしいです。



【太郎ゆかりの人々】


 
〇村山隆子(むらやま りゅうこ) Ryuko Murayama

石橋静河 Shizuka Ishibashi

太郎がかつて働いていた造船所があった鳥羽の小学校教師。太郎が親愛を寄せる文通相手で、新しく小説を書いたら、いつも隆子に送り、彼女の感想を心待ちにしている。
(本人コメント)
現代と重なる、混とんとした大正の時代に、隆子さんのように凛とした女性が生きていたのだと思うと、とても勇気づけられる気がしました。濱田岳さんをはじめとするすばらしいキャスト・スタッフの皆さんと作品づくりができて、とても幸せです。おたのしみに!



 
〇郷田初之助(ごうだ はつのすけ) Hatsunosuke Gouda

泉澤祐希 Yuki Izumisawa

鳥羽の造船所時代に出会った友人。太郎を追って上京し、下宿先に押しかけて来た居候で、押し入れの寝床が気に入っている。病弱で、生家は貧しかったため、読み書きが出来ない。
(本人コメント)
とっても魅力的なキャストの皆様と共に参加できることをうれしく思います。脚本も面白く、一人一人登場人物が色々な思いを背負い闘っていて、ワクワクしながら台本を読み進めました。最終的にどのような結末を迎えるのか、見て下さる皆様も度肝を抜かれることでしょう。初之助と共に、この作品で生きられることを楽しみつつ、頑張りたいと思います。



 
〇時子(ときこ) Tokiko

本上まなみ Manami Honjo

D坂にある古本屋「二人書房」を夫婦で営む。
その2階に下宿する太郎と顔を合わせると、仕事を転々とし続ける太郎にあきれ、いつも家賃を催促する。
(本人コメント)
もしもタイムトリップできるなら 一度でいいから 大正時代を見てみたい、というのは私の夢のひとつ。今回の『探偵ロマンス』出演で、それが叶えられました。
古本屋 ・下宿の女将として、江戸川乱歩が乱歩として世に出るまでの歩みを見届けます。
撮影中は、種々雑多のものが混在する街のけん騒、行き交う人々の熱気を目の当たりにし、うれしくて頭がくらくらしました。あやしい世界がどんな風に映し出されるのか、本当に楽しみです!



【G街の人々】


 
〇梅澤潤二(うめざわ じゅんじ) Junji Umezawa

森本慎太郎(SixTONES) Shintaro Morimoto

帝都新聞の記者。世間を沸かせる特ダネを追いかけ、
名探偵・白井三郎の行方を追っている。
新聞社にやってきた太郎の小説を酷評したことから、二人は犬猿の仲に。
(本人コメント)
台本を読んだ時に感じた、物語の面白さと登場人物のキャラクターの濃さ。
そして、読み進めていくごとに感じる高揚感がある作品に出演させていただけることをうれしく思います。
梅澤潤二の秘めた熱さ、ペン一本にかける思いを、作品の魅力と一緒に伝えていけたらと思います。
豪華出演陣の中に自分の名前があるのが不思議だなと思いますが、皆さんと共にこのドラマを作ることができる経験を大事に撮影していきたいです。



 
〇狭間勇(はざま いさむ) Isamu Hazama

大友康平 Otomo Kohei

帝都警察の警部。三郎が警察に勤めていた頃の元同僚で、曲がったことは大嫌いな直情型の鬼警部。三郎とは犬猿の仲。
(本人コメント)
小説家志望の太郎と名探偵・白井三郎の二人が織り成す一大サスペンス!単なる正義の味方と悪党という図式に収まらないジェットコースターのようなストーリー。手に汗握る展開に派手なアクション、そして華やかな大正ロマンと見どころ満載です。とにかく第一話から目が離せません。わたくしは叩き上げの刑事役で“スパイスの効いた”存在感を出しています(笑)。そしてこだわりの映像と演出にも大注目です!



【A公園界隈の人々】


 
〇お百(おひゃく) Ohyaku

世古口凌 Ryo Sekoguchi

A公園のオペラ館で人気を博している舞台『華炎城の舞姫』のヒロインを務める
蠱惑的(こわくてき)な踊り子。その舞台に魅了された太郎は、お百にほれ込んでいく。
(本人コメント)
不便な世の中、それでもありのままの自分を見つめてほしい。男らしさ女らしさ、そんな息苦しい世間のしがらみから解放される時代をお百は待ち続けています。 すてきな出演者の皆様、関係者の皆様に囲まれ 日々ワクワクしながら撮影に参加させていただいております。魅力的な登場人物がかき乱す探偵ロマンスの世界観がたくさんの人に響きますように。



 
〇ラッパ(らっぱ) Rappa

浅香航大 Kodai Asaka

トランペットを吹き鳴らす、オペラ館の客引き。
お百に才能を見出し、いつかは舞台の演出家として成り上がりたい。
(本人コメント)
オリジナル作品ですが、登場する個性豊かな人物たちは、大正の時代に本当に生きていたのではないかと想像が膨らみます。私が演じるラッパも、夢を追いもがく若者の一人です。交わる事のなさそうな人々が交わり、危うさの中で生まれるドラマに魅かれます。是非ご覧ください。



 
〇伝兵衛(でんべぇ) Denb¬ê

岸部一徳 Ittoku Kishibe

A公園の片隅にあるBAR『K』のマスター。
長く常連客である三郎を、言葉少なく静かに見守っている。
(本人コメント)
子供の頃、江戸川乱歩の小説を夢中になって読んだ記憶があります。
怪人二十面相と戦う探偵明智小五郎、わくわくしながらも何か得体の知れない怖さを感じていたのかもしれません。完成した作品の中にリアリティを超えた不思議な乱歩の世界が見えたらとてもうれしいです。



【『赤の部屋』ゆかりの人々】


 
〇蓬蘭美摩子(ほうらん みまこ) Mimako Houran

松本若菜 Wakana Matsumoto

会員制の秘密倶楽部『赤の部屋』の女主人。貿易商や画商、官僚など、特権階級の人々を相手にしながら、ある秘めた目的のために動いている。
(本人コメント)
登場する人物は、時代背景もあるがどこか悲しみや苦しみを抱えて生きている。その姿に妙に色気を感じるのは私だけでしょうか。観てくださる皆様に、私のファーストインパクトを通して、それが伝われれば良いなと思っています。濱田岳さんと草刈正雄さんはハードボイルドのような姿の時もあれば、クスっと笑ってしまう時もある、唯一無二のコンビネーションになっていました。この不思議でスタイリッシュな物語にどっぷりと浸かってしまう感覚を是非味わってみて下さい。



 
〇後工田寿太郎(ごくうだ じゅたろう) Jyutaro Gokûda

近藤芳正 Yoshimasa Kondo

赤の部屋の会員で、外務次官。
ロシアの政治情勢に詳しく、独自のパイプを持っている。
(本人コメント)
江戸川乱歩といいますと、まず思い浮かべるのが天知茂さんの明智小五郎シリーズ。子どもの頃、毎週楽しみに観てました。役者稼業になってからは「D坂の殺人事件」「屋根裏の散歩者」に出演させて貰い、また違う大人の世界観も知りました。両方とも“秘密”がカギのような気がします。やっぱり今作品も“秘密”がキーになってるかと。一生誰にも言わない秘密、言えない秘密。僕の役名は何て読む?「後工田」。秘密にしましょう。あ、あー、上に書いてあった(照)



 
〇住良木平吉(すめらぎ へいきち) Heikichi Sumeragi

尾上菊之助 Kikunosuke Onoe

上海帰りの貿易商で、『赤の部屋』の会員となったばかりの新顔。
優雅な身のこなしや、謎めいた言葉に、美摩子は魅了されている。
(本人コメント)
連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で演出をしていただいた安達もじりさんの現場に呼んでいただき、ご縁を感じて出演を決めました。
太郎役の濱田岳さんとも「カムカム」ぶりの共演です。スタッフさんも「カムカム」の時にいらした方が多いので、懐かしくまたとても安心できる現場です(笑)。
私の演じる住良木は「赤の部屋」という独特な空間によくいるのですが、お話が進むにつれて様々なところに出没します。視聴者の皆さまにはぜひ謎解きを楽しんでいただきたいです。



【作者のことば】


 

◆作:坪田文 Fumi Tsubota

生きるのがなんとも面倒くさいと思うことが多々あり、そんな時にこんな名探偵がいてくれたら少しは日々が楽しくなるかな、とこの物語を書きました。
『若き日の江戸川乱歩が探偵に弟子入りを志願していた……?』
本当かどうかはわからない。けれど心躍る「もしも」を頂き、大正時代の帝都が舞台の活劇が生まれました。作家と探偵、探偵と怪盗、様々な人々の想いが、物語があふれ、ぶつかり合う。熱く咲くロマンスの世界をお楽しみください。とにかく草刈さん演じる名探偵・白井三郎が半端なくカッコいいです!!!!
▼プロフィール
1983年岡山生まれ。日本大学芸術学部演劇学科劇作コース卒業。NHKでは、『祝女』、『開拓者たち』脚本、『マッサン』脚本協力。TBS『半沢直樹』脚本協力、『コウノドリ』脚本。 Netflix『金魚妻』脚本、MBS『美しい彼』脚本、アニメ『HUGっと!プリキュア』シリーズ構成ほかドラマ、映画、アニメ作品を多数執筆。



【音楽/主題歌】


 

◆音楽・主題歌:大橋トリオ ohashiTrio

久しぶりのドラマ劇伴音楽制作で、かなり気合いが入っています。
企画書を読んだ際に、僕の好きな世界観、憧れる大正時代でしたのでワクワクしました。クランクイン前のおはらい、京都撮影所と和歌山での撮影現場を見学させていただきましたが、実際の衣装、美術やセットを見ることで、よりイメージしやすくなりました。オープニングからエンデイングなどトータルでやらせていただくので思う存分、大橋トリオの世界の全てをドラマに捧げたいと思います。
▼プロフィール
2007年にアルバム「PRETAPORTER」でデビュー。シンガーソングライターとしての活動のほかテレビドラマ、CM、映画音楽の作家としても活躍。代表作には映画「余命1ヶ月の花嫁」「雷桜」「PとJK」の劇伴。近年ではNHK Eテレ「にゃんぼー!」の音楽や、TBS系「世界遺産」のテーマ曲も担当。今年2月にデビュー15周年を記念したベストアルバム「ohashiTrio best Too」を発表、
5月から7月にかけてホールツアーを開催。11月3日には15周年記念ライブ「TRIO ERA 2」を東京・東京国際フォーラム ホールAにて行う。



【演出・制作】


◆演出:安達もじり Mojiri Adachi

今面白いと思えるエンターテイメントとは何か。江戸川乱歩さんが書かれた数々の小説に「面白さのカギ」を探し求めて、スタッフキャスト全員でとことん試行錯誤してきました。エネルギーの塊のような坪田文さんの脚本。とにかくキャラクター豊かな登場人物たち。演じるキャストの皆さんの大人の魅力が爆発しています! 大橋トリオさんの音楽もめちゃくちゃ楽しみです!まったく新しいエンターテイメント作品になるのではとワクワクが止まりません!撮影は後半戦、いまだ真夏のような熱さで撮影現場は勢いづいています!どうか年明けのオンエアを楽しみにしておいてください!!
▼プロフィール
ドラマ番組ディレクター。主な演出作品は、連続テレビ小説「カーネーション」「花子とアン」「べっぴんさん」「まんぷく」「カムカムエヴリバディ」、大河ドラマ「花燃ゆ」、土曜ドラマ「夫婦善哉」「心の傷を癒すということ」(第46回放送文化基金賞最優秀賞受賞)、ドラマスペシャル「大阪ラブ&ソウル この国で生きること」(第10回放送人グランプリ受賞)など。



◆企画、演出:大嶋慧介 Keisuke Õshima

若き江戸川乱歩さんが大正、昭和の都会の陰に怪人二十面相や黒蜥蜴、そして明智小五郎の活躍をどう夢想したのかに思いを馳せながら、
「現代を生きる私たちが心躍らされるヒーロー、エンターテインメントって何だろう?」を最高の脚本、キャスト、スタッフで追求したのがこのドラマです。
フィクションだからこそ出来る面白さを、思いつく限りつめ込みました。
この虚実交錯する世界を舞台にしたロマンあふれる活劇が、みなさまの一日の気の抜ける一時となりますように。
▼プロフィール
ディレクター。2010年入局。福島放送局にて東日本大震災・原発事故の報道、ドキュメンタリー制作に携わる。主なドラマ演出作品は、大河ドラマ『西郷どん』、よるドラ『腐女子、うっかりゲイに告る』、連続テレビ小説『おちょやん』。



◆制作統括:櫻井賢 Ken Sakurai

若き日の江戸川乱歩さんが、探偵事務所で働こうと門戸を叩いた、という史実を、大嶋ディレクターが発見したことから、企画のすべてが始まりました。坪田文さんの魂込もったすごい脚本。集った最高のキャストに、熱きスタッフたち!
こんなぜいたくなドラマをいまお届けできる幸せを日々かみしめております。多くは語りません。とにかく見てください。
▼プロフィール
番組制作、ドラマ演出を経て、プロデューサーに。制作統括として、土曜ドラマ「夫婦善哉」、木曜時代劇「ちかえもん」、大河ドラマ「西郷どん」、連続テレビ小説「マッサン」「カムカムエヴリバディ」などを担当。



土曜ドラマ「探偵ロマンス」

【放送予定】
2023年1月21日(土)スタート 毎週土曜 総合 夜10:00~10:49 <全4話>
【脚本】
坪田文
【音楽・主題歌】
大橋トリオ
【出演】
濱田岳 石橋静河
泉澤祐希 森本慎太郎 世古口凌 本上まなみ 浅香航大
/ 松本若菜 近藤芳正 大友康平 / 岸部一徳 尾上菊之助 草刈正雄 ほか
【制作統括】
櫻井賢
【プロデューサー】
葛西勇也
【演出】
安達もじり 大嶋慧介

「探偵ロマンス」番組ホームページ