

寄せ集めの百姓たちが、薩摩勤皇浪士を相手に大暴れ!
痛快エンターテインメント『青春時代劇』!
新型コロナウイルスに翻弄される現代。私たちは何を信じ、どう生きていけばいいのかをいまだ模索し続けています。
この物語では、目まぐるしく変化する「現代」を幕末という激動の時代に投影。幕末の混乱期を背景に、歴史に名を残した『偉人たち』の物語ではなく、『百姓たち』庶民を主人公とした物語を描き、『現代を生きる私たち』に響くスピリット、共感できるストーリーの「痛快エンターテインメント」時代劇をお届けします。
【あらすじ】
小説『幕末一撃必殺隊』を原案にしたコミック『いちげき』を原作に、幕末期、江戸を騒がせていた勤皇浪士を自称する者や薩摩藩士による御用盗に対応するため、農民を集めて結成された特殊戦闘部隊「一撃必殺隊」の活躍を描く物語。
舞台は大政奉還直後の江戸。徳川滅亡を図り江戸城下でろうぜきの限りを尽くす薩摩藩士に対し、大規模な戦争を避けたい勝海舟は会津藩の武士でも庄内藩の武士でもなく「村の力自慢」や「大男」、「村一番の速足」や「機転の利く小男」などバラエティーに富んだ百姓たちを寄せ集め、私設部隊を秘密裏に立ち上げる。多額の報奨金を目当てに集まった丑五郎(染谷将太)や市造(町田啓太)ら百姓たちは、初めて握る刀に動揺しながらも、元新選組隊士の島田幸之介(松田龍平)に特別な訓練をうけ、日に日に成長。そして初陣。雄たけびとともに威勢よく出陣した百姓軍団の彼らには「一撃必殺隊」という名が付けられた。
【日本の正月を飾るにふさわしいクリエイター陣】
■脚本:宮藤官九郎
たぐいまれな人物描写と、圧倒的なストーリー展開の面白さで、他の追随を許さない脚本家、宮藤官九郎が
「いちげき」の主人公たちに息吹を与えます!
■語り:六代目 神田伯山
言わずと知れた講談師。真打昇進並びに伯山襲名披露興行の際には前日深夜から新宿末廣亭前に長蛇の列。終演直後にはどんちょうが降りてからも観客からの拍手が一向に鳴り止まず、寄席では史上初のカーテンコールが起きる事態となった逸話を持つ。正月時代劇「いちげき」では講談師として登場。物語に躍動感を与え、視聴者をさらに高揚させていきます!
【丑五郎 役・染谷将太さんコメント】
激動の幕末時代、人知れず命をかけて戦った者達の話。こんなに燃える話、ほかにありますでしょうか?宮藤官九郎さんが書くこの何とも愛らしい登場人物達と過ごす日々が楽しみでなりません。パッションとエネルギー溢れる松田監督と共に一撃隊を全うした後、見られる景色は一体どんな景色なのか?誰が見ても楽しめる痛快で爽快な時代活劇、2023年が爽快な年になるように丹誠を込めて現場に挑みたいと思っております。
【演出・松田礼人さんコメント】
この作品は、変動する「いま」を幕末に投影、歴史に名を残した『偉人たち(侍)』ではなく、『民衆たち(百姓)』を主人公に、「いま」を生きる私たちに響く痛快!エンターテインメント青春活劇です。
「村相撲の横綱」や「喧嘩自慢」、寄せ集めの百姓たちが、薩摩勤皇志士を相手に大暴れ。身分の差に虐げられながらも、必死に、そしていきいきと生きる百姓たちの姿。おせちをつまみに、ご家族みんなでお楽しみください。
【脚本・宮藤官九郎さんコメント】
初めての時代劇です。まあ『いだてん』も僕にとっては時代劇でしたが『いちげき』は紛れもなく本格時代劇。
日本史に疎い僕でも、素晴らしい原作と詳細な資料があれば書けるものです。
薩摩が倒幕を目論み組織したゲリラ集団『御用盗』と、それを駆逐するために旧幕府が組織した農民の集団『一撃必殺隊』。
七人の侍とアベンジャーズと池袋ウエストゲートパークを掛け合わせたような感じ?言い過ぎか?
原作はややシリアスだけど、講談の語りが入ると爽快な青春活劇に仕上がるんじゃないかと、脚本も書いてないのに神田伯山先生にオファーしましたところご快諾頂きました。ラジオの友は真の友です。
一撃隊のウシ役に染谷将太くん、イチ役に町田啓太くん、指揮を取る幕臣島田に松田龍平くん。
自分にとって初めてづくしのこの作品に、賑やかな顔ぶれが集結してくださいました。
お正月早々、ちょっと暑苦しいかもしれませんが、楽しんで頂けたら嬉しいです。
正月時代劇「いちげき」
【放送予定】
2023年1月〈単発〉(総合・BS4K)
【原作】
『いちげき』松本次郎・『幕末一撃必殺隊』永井義男
【脚本】
宮藤官九郎
【語り】
六代目 神田伯山
【音楽】
遠藤浩二
【出演】
染谷将太 町田啓太 / 松田龍平 ほか
【演出】
松田礼人(TBSスパークル)
【制作統括】
樋口俊一(NHK) 加藤章一(TBSスパークル)
【プロデューサー】
塩村香里(TBSスパークル)