この10年話せなかった事。10代で震災を経験した東北の若者と尾崎世界観が、「絆」「復興」という大きな言葉からこぼれ落ちる思いを、ともに探し、沈黙し、紡ぐ35分。
初回放送日: 2021年3月11日
テレビで、ネットで、震災を語る言葉があふれる3月。その言葉はどこまで“本当”なんだろう。今、被災地「だった」町で、震災が日常で語られることはほぼない。「自分は家族を亡くしてないから語る資格がない」「もう忘れたい」「誰をどう傷つけるか分からず怖い」――。さまざまな理由で本当の思いを心の奥底に10年しまってきた被災地の若者たちがアバターで本音を語り合う。一緒に考えるのは尾崎世界観。イラストは大島智子。