街角で3日間。 同じ時代に居合わせた私たち。 みんな、どんな事情を抱え、どこへ行く?
24時間営業の格安スーパーが舞台。ずらりと並ぶ格安のおかずや弁当、そこに「半額セール」のシールが次々と貼られていく。ド派手なネオンが目を引くそこは、大阪でよく知られたスーパーマーケット。ここには朝昼夜と途切れることなく、さまざまな人が訪れる。バイト帰りの学生や深夜にやってくるカップル、夜勤明けの高齢者など。買いものカゴから見えてくるのは、それぞれの人生。訪れる人たちの声に3日間、耳をかたむけた。
春、旅立ちの季節に鹿児島空港に密着する。就職で旅立つわが子を見送る親、進学で離ればなれになる友人たち、この時期の空港にはドラマがあふれている。東京、大阪、名古屋などの大都市、そして屋久島や奄美大島といった離島とを空路で結ぶこの場所を、みんなどんな思いを抱えて行き交うのだろう。出会いと別れ、人生という物語が凝縮される瞬間を3日間、見つめ続けた。
モツ煮込みやチャーハン、スタミナ定食やカレーなどなど。東京から北へ延びる国道4号線。福島県の道沿いにある24時間営業のドライブインが舞台。一見、古めかしい感じだけど、昼夜を問わず多くの人がやってくる。山形から東京へ、荷物を運んだ帰り道の男性。社会人になり、両親にごちそうする息子。ここにはトラック運転手だった亡き父親との思い出があるという人も。それぞれの人生行路。みんなどこに向かっているのか。
春、瀬戸内海に桜の島が現れる。愛媛県上島町の岩城島。4000本もの桜が島を彩り、島中央の積善山に映えるその光景は“天女の羽衣”とも呼ばれる。広島や松山など遠方からも多くの人が訪れ、さらに地元の人たちも、あちこちに点在する桜を、それぞれの楽しみ方でめでている。なぜこの島には桜が多いのか。島の人たちにとって桜はどんな存在なのか。満開のころの3日間、島を巡りながら聞いてみる。(2023年)
4月から72時間は金曜夜10時スタートになります!今回、72時間ファンというサンドウィッチマン伊達・市川実日子・鈴木おさむが番組の魅力を語る。さらにロケの舞台裏のレアシーンも。新年度もスタッフ一同がんばりますので、よろしくお願いします!
春、旅立ちの季節。成田空港を発着する飛行機が間近に見える「さくらの山公園」。風向きによっては、機体までの距離およそ100メートル。迫力の姿を見ようと1日数百人が訪れることも。新婚旅行の思い出を語る夫婦。全国を飛び回っていた現役時代を振り返る男性。大空の飛行機にそれぞれの人生を重ね合わせる。(2018年)ラストにサンド伊達・市川実日子・鈴木おさむの番組愛!※4月から夜10時スタートに変更します
シャツや下着、タオルや布団など、洗濯物がグルグル回る。今回の舞台は、大阪・通天閣の近くにあるコインランドリー。年中無休で24時間営業。都会に暮らすさまざまな人が、昼夜を問わずやってくる。週末、家族3人分をまとめ洗いするという女性。家に洗濯機を置く場所がないと、早朝に訪れる年配の男性。1人暮らしを始めた若い女性は、ここで母のありがたみを語る。洗濯事情から浮かぶ、それぞれの人生模様を見つめる。
福島県の山中、厳しい冬でも人気のアイスクリーム店がある。牧場のオーナーが30年前に開店して以来、搾りたてのミルクで作るアイスが地元の人に愛されている。ここには、さまざまな人が訪れる。ツーリングの途中に立ちよった人、温泉に行った後だからと、外で食べる人、子どもの時に家族と来たと思い出を語る人。30年にわたって福島の人々を見つめてきたお店で3日間、訪れる人々の声に耳をかたむける。
ラーメンやギョーザ、ニラレバ定食などなど。ボリュームが売りの中華料理店が舞台。多くの車が行き交う東京郊外のロードサイドで24時間営業。早朝から深夜まで、ひっきりなしにお客がやってくる。午前6時にラーメンを食べにきた夫婦。深夜1時にバイト終わりで訪れた若者たち。家計を支えるために夜通し働き、その帰り道にテイクアウトしていく母親もいる。何気ない日常から浮かぶそれぞれの人生を、3日間見つめる。
雪の札幌を走るトラック。家々を巡り、冬の暮らしになくてはならない灯油を届ける。今回は、灯油配達車に密着する3日間。家先に止まるとホースを伸ばし、家の灯油タンクやポリタンクに給油する。片付けに夢中で暖房の灯油切れに気がつかなかったという年配客。ボイラーにも灯油が欠かせないという美容室を営む夫婦。灯油を求めるそれぞれの事情。灯油配達車について回り、厳しい冬を乗り越えようとする人々の今を見つめる。