3月4日(土) アンコール 大石又七(第五福竜丸 元乗組員)
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3月11日(土) 田畑ヨシ(津波の語り部)
3月18日(土) 山下惣一(農民作家)
3月25日(土) アンコール 宮城まり子(ねむの木学園園長)
4月1日(土) アンコール 橋田壽賀子(脚本家)
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4月8日(土) 崔洋一(映画監督)
4月15日(土) アンコール 柳生博(俳優)
4月22日(土) 山本コウタロー(歌手)
この番組の熱烈なファンだという俳優の満島真之介さんに、おすすめの「あの人に会いたい」10本を選んでいただきました。下記のページで満島さんのコメントと共に紹介しています。
初回放送日: 2020年7月4日
令和2年3月に亡くなった宮城まり子さん。身体の不自由な子どもたちのための養護施設「ねむの木学園」を設立。子どもの感性を絵や音楽などで育む独自の教育に尽力した。 宮城さんは昭和2年東京生まれ。昭和30年に「ガード下の靴みがき」が大ヒット。歌手・俳優として活躍する。演技の勉強のために訪れた病院で、障害を理由に学校に通えない子どもたちがいることを知り、昭和43年、私財を投じて「ねむの木学園」を設立。平成9年には喫茶店や売店を併設した「ねむの木村」を建設。子どもたちが大人になっても自立して暮らせる仕組みを作った。障害者福祉の先駆者であり続けた93年の生涯だった。
去年7月に亡くなった山下惣一さん。米やみかんなどを栽培しながら「農民作家」として執筆活動を続け、小説からノンフィクションまで40冊を超える作品を世に送り出した。 山下さんは昭和11年佐賀県の農家に生まれる。中学卒業後、農業に従事。30代で執筆活動を始め、昭和45年、「海鳴り」で農民文学賞を受賞。昭和56年には、減反に揺れる農村を描いた「減反神社」が直木賞候補になった。オレンジの輸入自由化などの影響で長年育てたみかんの木を切らざるを得なくなり、そうした経験を小説などの題材にする。規模拡大や効率化を進める農業政策に疑問を呈し、地産地消こそ進むべき道だと説いた。
NHKに残る膨大な音声映像資料から歴史に残る著名な人々の珠玉の言葉を今によみがえらせ、永久に保存・公開する「日本人映像ファイル」を目指す番組です。