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アナザーストーリーズ 運命の分岐点
あなたが気になる“あの事件”の裏には、かならずもう一つの物語がある。
Feb 8, 2021(Mo) 更新
- 状況劇場を旗揚げした頃の唐十郎。さまざまな才能を引き寄せ、唐は時代の寵児(ちょうじ)になっていく。 写真提供:井出情児
- 既成の劇場に頼らず、紅テントで神出鬼没に演劇空間を作る唐の芝居は、国境や時空を軽やかに越えていく。 写真提供:井出情児
- 歌舞伎の中村勘三郎は、紅テントの芝居を観て「これが歌舞伎の原点だ」と衝撃を受ける。それが平成中村座を旗揚げする原点となった。
- 状況劇場出身の俳優・小林薫。表現者として、核になる部分はすべて唐から学んだ」という
「越境する紅テント〜唐十郎の大冒険〜」
60~70年代、日本の演劇を揺さぶった唐十郎率いる状況劇場、通称“紅テント”。劇場に頼らず、神社の境内や河原にテントを張り、全国各地で芝居を上演。それは日常に突如出現した異空間。唐は独裁政権下の韓国や中東パレスチナの難民キャンプでも芝居を敢行、時空を超えて記憶に刻まれる。故・中村勘三郎は衝撃を受け、これこそ歌舞伎の原点だと「平成中村座」を旗揚げする。時代の常識に抗い演じることに命を賭けた男の冒険。
写真提供:井出情児
状況劇場を旗揚げした頃の唐十郎。さまざまな才能を引き寄せ、唐は時代の寵児(ちょうじ)になっていく。 写真提供:井出情児
既成の劇場に頼らず、紅テントで神出鬼没に演劇空間を作る唐の芝居は、国境や時空を軽やかに越えていく。 写真提供:井出情児
歌舞伎の中村勘三郎は、紅テントの芝居を観て「これが歌舞伎の原点だ」と衝撃を受ける。それが平成中村座を旗揚げする原点となった。
状況劇場出身の俳優・小林薫。表現者として、核になる部分はすべて唐から学んだ」という