■起立性調節障害チェックリスト

3つ以上当てはまった場合は、起立性調節障害の疑いがあります。
大人は内科、子どもは小児科を受診してください。
■起立性調節障害とは

思春期に多く発症する病気で、中学生の約1割が起立性調節障害であるといわれています。自律神経の不調により、立ち上がったときに血管がうまく収縮せず、脳の血流が低下することで、頭痛や立ちくらみ、めまい、けんたい感など、さまざまな不調が起こります。特に午前中に症状が強く出るため、学校に行けなくなることも少なくない病気です。
■起立性調節障害の治療法は?

★軽い運動 15分~30分の軽いウォーキング・座ったままかかとを上げ下げ など
★水分:1日1.5リットル~2リットル
塩分:医師の指導のもと、1日3グラム多めを目安に

起立性調節障害の治療を行ってきた大阪医科薬科大学病院小児科の吉田誠司さんによると、起立性調節障害の治療で最も大切なのは「周りの理解」だといいます。“怠け”や“サボり”と誤解してしまうと、そのストレスから症状が悪化してしまうおそれがあります。家族や学校など周りの人たちが病気について理解し、治療について考え、寄り添うことがとても重要です。「起立性調節障害かも・・・」と思ったら、ためらわず、小児科や内科を受診してください。
■詳しい情報はこちらにも!
NHKの医療・健康情報サイト「NHK健康チャンネル」にも起立性調節障害の詳しい情報が掲載されています。こちらもご参考になさってください。
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