「しこり」だけじゃない、注意したい乳房の変化についてご紹介します。
1~5は乳房全体の変化、6~8は乳首の変化についてまとめました。
2の「へこみ」や3の「ひきつれ」は、乳房の中のほうにがんができることで、引っ張られるようにして発生することがある症状です。引っ張られる感覚は感じない場合が多いため、鏡の前で見た目の変化のチェックをすることが、自分で気づくためには有効です。
4の「盛り上がり」は、がんが皮膚のすぐ下にできることで、表面がぼこっと盛り上がります。
5の「赤く腫れる」は、やや珍しいタイプの乳がんの症状です。乳房全体が赤く腫れることが唯一の症状の乳がんもあります。
6の「陥没」は、もともと陥没している人もいるので、「いつもと違って陥没している」、「急に陥没し、継続している」という場合は、受診をおすすめします。
7の「ただれ」も5と同じく珍しいタイプの乳がんです。乳首のただれが唯一の症状の乳がんがあります。ただれが継続するようであれば受診することをおすすめします。
8の「赤茶色や透明な分泌物」は、軽く乳頭をつまむと出てくる場合や、下着に分泌物が付着している場合があります。
「なで洗い」などで触れて確かめることに加え、自分の乳房の“見た目”についても変化がないか、鏡の前でチェックしてみてください。腕をあげてバンザイの姿勢をとることで気づける場合もあります。
気になる症状があった場合には、お近くの乳腺科や乳腺専門のクリニックを受診することをおすすめします。お近くに乳腺科がない場合は、まずは婦人科を、婦人科もない場合は内科などのかかりつけの医療機関で相談することをおすすめします。
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