あてなよる
「大根で呑(の)む」
京都の素敵な町屋風空間で、極上の料理と酒のマリアージュにお越しやす。本日は大根尽くし。着物姿もあでやかな料理家大原千鶴がおもてなし! 客人は京都で子育てしながら畑を耕す女優・本上まなみと、人間国宝の後を継ぎ今や上方落語界の重鎮、桂米團治。最初の一品はフライドポテトならぬフライド大根。合わせるのはデンマーク産ビール。続いてフォアグラの大根の煮込みなる新奇な料理。さらに京都人大好きグジ(アマダイ)の大根おろし煮にシメは大根のお寿司!ソムリエが選び抜いたあわせる最高の美酒とは?
このエピソードのよくあるご質問
一品目 フライド大根
〈材料・2人分〉 青首大根 120g 薄口しょうゆ 小1/2 A・・・【 ケチャップ 大1 豆板醤 小1/4 スダチ果汁 1/2個分 】 衣・・・【 小麦粉・水 各30g 】 パン粉(細目)・サラダ油 各適量 〈作り方〉 ① 細長く切った大根を耐熱ボウルに入れ、薄口しょうゆをまぶしふんわりとラップをかけて600wの レンジで1分半加熱し、ペーパーをしいたバットにのせて汁気をきり、粗熱がとれるまでそのままおく。 ② Aの材料をあわせて、ソースをつくる。 ③ ①の大根をよく溶いた衣にくぐらせ、パン粉をつけ、170度のサラダ油でカラッと揚げる。②のソースをつけていただく。
二品目 フォアグラ大根ステーキ
〈材料・2人分〉 青首大根 6cm分 大根の葉 少々 水 300ml A・・・【 チキンスープ 小2 薄口しょうゆ 大1/2 】 フォアグラ(冷凍) 2個 片栗粉 適量 粗挽き黒こしょう 少々 柚子果汁 適宜 〈作り方〉 ① 大根は1.5cm幅の輪切りにし皮を剥き、両面に切り込みを入れる。鍋にかぶるくらいの水とともに入れて蓋を斜めにかけて中火にかける。竹串がスッととおるまで茹で、あれば大根の葉もサッと茹でる。大根の葉は水気をきって刻んでおく。 ② 鍋に水気をきった①の大根と水を入れ、沸いたらAを加え、火を少し弱め、蓋を斜めにかけてコトコトと20分ほど大根に味が染みるまで炊いたら火を止める。 ③ フライパンに塩・こしょう各少々(分量外)をふって薄く片栗粉をまぶしたフォアグラを入れて弱め中火にかけ、両面こんがりと焼き、竹串がスッととおるまで火を通す。 ④ ②の鍋を再び火にかけ温め、器に盛り、③のフォアグラをのせる。その上に大根をのせてフォアグラをサンドし、煮汁を少しかけて①の大根の葉をあしらい、粗挽き黒こしょうをふり、お好みで柚子果汁を少々かける。
三品目 みぞれ鍋
〈材料・作りやすい分量 6~8杯分〉 一汐甘鯛 1/2尾 青首大根 400g 昆布だし 800ml(800mlの水に10cm角の昆布を3時間以上つけておいたもの) A*…【 薄口しょうゆ 大1 塩 小1/2 】 水溶き片栗粉…【 片栗粉 大3 水 大3 】 生湯葉50g 青ねぎの小口切り・柚子の皮 各適量 〈作り方〉 ① 甘鯛は魚焼きグリルでこんがりと焼く。焼けたら身と骨に分け、頭と骨と鱗のついた皮は昆布だしとともに鍋に入れて火にかけ、ひと煮立ちしたらいったんザルで濾す。 ② 大根は皮を剥いてすりおろし、ザルにあげ自然に水気をきる。 ③ 鍋に①の濾しただしを入れて沸かし、Aで味を調え、①の甘鯛の身を入れる。(身は盛りつけ用に少し取り置いておく。)再沸騰したら水溶き片栗粉を入れてとろみをつけ、②のおろした大根を入れて全体を混ぜ、食べやすく切った湯葉と青ねぎ、甘鯛の身をのせ、柚子の皮をちらす。 *甘鯛の塩分量によってAの調味料は加減する。 ~大根の皮の漬けものの作り方~ 大根の皮(50g)を3cm角に切り(大きさはお好みで)、保存容器に入れ、米酢と濃口しょうゆ(各大1/2)をかけて冷蔵庫で1時間以上おく。お好みで輪切り唐辛子を加えても。
〆の一品:紅心大根のお寿司
〈材料・2人分〉 紅芯大根 正味150g 甘酢…【 米酢・砂糖 各大1 塩 1/4 】 あたたかいごはん 1/2合分 すし酢…【 米酢 大1 砂糖 大1/2 塩 小1/2 】 甘エビ(生食用)6尾 A…【 昆布だし・濃口しょうゆ 各小1 】 茹でた三つ葉 少々 小麦粉・サラダ油 各適量 〈作り方〉 ① 紅芯大根は皮を剥いて薄切りにし、塩小1/2で揉んで10分ほどおいて出てきた水気をきり、あわせておいた甘酢にひと晩つける。 ② ボウルにあたたかいごはんを入れ、あわせておいたすし酢を回し入れて全体にいきわたるように混ぜる。乾かないように堅く絞った濡れ布巾をかけて冷ます。 ③ 甘エビは頭を外して、スプーンで卵をかき出し、殻をむいておく。卵はAに30分以上つけておく。 ④ ②の寿司飯を小さく握り、③の甘エビの身をのせ、①の紅芯大根をのせ、三つ葉で巻く。 ⑤ ③の甘エビの頭に小麦粉を薄くまぶしサラダ油でカリッと揚げ、塩少々(分量外)をふる。③の卵とともに器に盛る。
見逃し配信
夏の風物詩そうめんを使ったアテを人気料理家・大原千鶴がご紹介。番組史上初!ゲストのレシピで料理対決!京都と東京をオンラインで結んでおいしいお酒を飲みましょう。 ゲストは最近芸人より料理家の比重が増しているというロバート・馬場裕之。今回もリモート呑(の)み会ということで大原の料理がゲストとソムリエ若林のもとに届けられた。乾杯の酒はスペインのカヴァ。合わせるはおしゃれなそうめんの寒天寄せ明太卵黄ソースあえ。2品目はそうめんを使ったグラタン。味付けはなんと豚骨!続くはカラフルそうめんを衣に使った天ぷら。合わせるベストマッチの酒とは?馬場の料理にも乞うご期待!