この番組について

ドイツの作曲家ワーグナーの大作10作品の中から上演される「バイロイト音楽祭」。コロナ禍の影響を受けた2年間を経て、2022年は新演出として5年ぶりに「ニーベルングの指環」が登場するなど、史上最多の8作品が上演された。

  • 出演 三澤洋史 (新国立劇場首席合唱指揮者)

    国立音楽大学声楽科卒業後、指揮に転向。ベルリン芸術大学指揮科を首席で卒業。 1999年から2003年までの5年間「バイロイト音楽祭」で祝祭合唱団指導スタッフの一員として従事。2011年、文化庁在外研修員としてミラノ・スカラ座を研修。それらの経験を生かして、新国立劇場合唱団指揮者として同合唱団を世界的レベルにまで高めた。2016年、オペラに於ける合唱指揮者としての業績が評価され、JASRAC音楽文化賞受賞。新国立劇場合唱団は、2018年ミュージック・ペンクラブ賞の室内楽、合唱部門で受賞。 作曲家としては、ミュージカル「おにころ」「愛はてしなく」「ナディーヌ」及びMissa pro Pace(平和のためのミサ曲)などがある。 愛知祝祭管弦楽団を率いて、ワーグナーの楽劇全曲演奏を行う。「パルジファル」「ニーベルングの指環」4部作、「トリスタンとイゾルデ」を指揮し、2023年「ローエングリン」予定。 バッハに深く傾倒し、東京バロック・スコラーズをホームグラウンドにして活動している。CDモテット集は、雑誌「レコード芸術」で準特選に選ばれた。 著書に「オペラ座のお仕事」「ちょっと お話ししていいですか」 愛知県立芸術大学、京都教育大学、東京藝術大学における非常勤講師、名古屋芸術大学及び洗足学園音楽大学客員教授を歴任。びわ湖ホール専任指揮者などを経て、現在、新国立劇場合唱団首席指揮者、愛知祝祭管弦楽団音楽監督、東京バロック・スコラーズ音楽監督、京都ヴェルディ協会理事

  • 出演 広瀬大介 (音楽学・音楽評論)

    音楽学者、音楽評論家。1973年生まれ。青山学院大学教授。日本リヒャルト・シュトラウス協会常務理事・事務局長。著書に『リヒャルト・シュトラウス自画像としてのオペラ』『帝国のオペラ』『オペラ対訳×分析ハンドブック シュトラウス/楽劇 サロメ』『もっときわめる! 1曲1冊シリーズ3 ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》』など。 『レコード芸術』など各種音楽媒体での評論活動のほか、NHKラジオへの出演、演奏会曲目解説・CDライナーノーツの執筆、オペラ公演・映像の字幕・対訳などを多数手がける。

放送

  • NHK-FM

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