インタビュー 羽鳥麻里役 市川実和子さん

NHK
2023年11月20日 午後1:52 公開

Q. 「ブギウギ」に出演することが決まったときのお気持ちは?

ラジオで笠置シヅ子さんの「買物ブギー」を知って「こんなにおもしろい曲があったんだ」とずっと聴いていた時期があり、その日の朝も聴いていたら「ブギウギ」出演のお話がきてびっくりしました。不思議なご縁ですごくうれしかったです。 服部良一先生の本や、当時の本を読んだりしながら、準備期間も楽しみました。実在された方をモデルとする役の妻を演じる上で、失礼のないようにいつもより背筋が伸びる思いです。

Q. 脚本やご自身の役柄についての印象を教えて下さい。

最初に台本を読んだときに、羽鳥家がとてもまぶしく感じ、幸せな家族で憧れます。おもしろい夫婦ですよね。善一さん(草彅剛さん)はひょうひょうとしていて、麻里も自由で感性が柔らかい。夫はいわゆる「芸術家」だし、その周りも変わった人たちばかりだけれど、それを受け入れられる麻里も、あまり型にはまった考え方はしない人なのかなと思っています。私自身も割と麻里と感覚が近い気がするので、あの状況を受け入れられるのかもしれません。芸術家の夫と向き合う普通の人としての葛藤もあると思うので、その心の揺れなどは丁寧に演じていけたらいいなと思っています。

Q. 収録に参加されてみて、共演者のみなさんの印象、現場の雰囲気はいかがですか?

久しぶりの映像作品で、着物でお芝居するのもほぼ初めてでした。時代に合わせた言葉づかいや所作もあって、撮影初日はとても緊張しましたが、草彅さんが「最高だよ俺たち!今日会った仲とは思えない!」と盛り上げてくださいました。人間味があって熱量がある、この現場の空気が伝わればいいなと思っています。また、息子のカツオを演じる髙田幸季くんは朝ドラ常連ということで、私の緊張をほぐしてもらっています。私が緊張していると「カードやろう」と遊んでくれたり、算数を教えてくれたり(笑)。
そして、ヒロインの趣里ちゃんはとてもかわいくて、私はもうただのファンです。10年ほど前に舞台で見た趣里ちゃんがあまりにもすてきで、それ以来ファンなんです。モニターで趣里ちゃんのアップを見つめています(笑)。

Q.放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。

東京に出てきたスズ子が頼って相談できる場所が、麻里のいる羽鳥家。スズ子にとっての癒やしの場所が、ご覧になる皆さんにとっても癒しになればと思っています。「ブギウギ」の台本を読んでいると、暗い時代の中に差す光が感じられて、それがとてもすてきだと思いますので、視聴者の皆さんにも、この先も楽しみにしていただきたいです。