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ろうを生きる 難聴を生きる
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2020年9月16日(水) 更新
「孤立する盲ろう者をテクノロジーで救いたい」
手と手が触れる「指点字」や「触手話」で会話をする、視覚と聴覚に障害のある盲ろう者。コロナ禍の中、「遠隔」でもコミュニケーションが取れる指点字ツールの研究を追う。 新型コロナウイルスがまん延する中、視覚と聴覚に障害のある盲ろう者たちは「密」を避けることが難しく、不安な日々を過ごしています。通訳・介助者の腕につかまっての移動、そして、手と手が触れる「指点字」や「触手話」を使った会話では、ソーシャル・ディスタンスを保つことができません。そんな中、非接触でも指点字で意思疎通できる「遠隔 指点字ツール」の開発が進んでいます。実用化を目指す研究の最前線を追いました。
見逃し配信
視覚と聴覚の両方に障害がある盲ろう者のための、専用の老人ホーム設立を計画していた和歌山の支援団体を取材。新型コロナウイルスの影響を受け計画がとん挫してしまった。 昨年、和歌山で日本で初めてとなる『盲ろう者専用の老人ホーム』が誕生しようとしていました。ところが新型コロナウイルスの影響を受け、銀行からの融資が大幅に減り、計画がとん挫したのです。深刻な盲ろう者の高齢化や孤立の問題。笑顔で暮らすことができる居場所をつくるため、通訳・介助員の瀬戸節子さんが資金集めに奔走します。何の後ろ盾もなく、たった一人で盲ろう者の未来を守ろうとする主婦・瀬戸さんの姿を見つめます。