新オープニングVTR:作曲・岩崎太整、撮影監督・大河臣、プロデュース飯野史子、チェロ・グレイ理沙、ドラムス・石若駿/斬新な音と映像で新しい時代の窓を開きます。
コロナ禍で深い傷を負った日本最大の花街・祇園。芸舞妓たちは仕事の場所を失い、芸の継承も危ぶまれる状況になった。そんな中、町の復活を掛け目指したのが2年連続で中止となった「都をどり」の開催だ。華やかな世界に憧れて飛び込んだ少女たちが逆境を乗り越えて初舞台に挑む。厳しさとやさしさが交錯する女性たちの世界。ふだん目にできない置屋の内側にまでカメラが入り、夢に向かって生きる舞妓たちの姿を生き生きと捉えた。
沖縄本土復帰から50年。復帰直前の激動を記録した3万枚の写真がある。撮影した吉岡攻がこだわったのは高校生の姿だった。教師に導かれて復帰後に期待した若者たち。しかし、B52の墜落事故、高校生の刺傷事件などが起きると、若者たちは基地撤去を求め集会やデモに参加するようになる。一方で、集団就職で本土に渡り、壁にぶつかった者もいた。高校生たちは、その後どのよう人生を送ったのか、吉岡が半世紀ぶりに再訪する。
『ETV特集』は、さまざまな社会問題を取り上げるドキュメンタリー番組です。考えるヒントを提供する「心の図書館」であることを目指しています。