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新型コロナで、重症患者の「最期の砦(とりで)」となった集中治療室。様々な医療技術を駆使して命をつなぎ、回復への道筋をつける。中国地方の高度医療を担う広島大学病院の集中治療室を40日に渡り密着取材。人工心肺・エクモで命をつないだ著名な元プロ野球選手。出産後の出血で危険な状態の母親を救おうと奮闘する若き医師。そして救いきれなかった命。その重要性から昨年、政府が正式な診療科に加えた集中治療の現場を描く。
ある集落と家族、50年近くの映像記録。高知の椿山(つばやま)は、平家の落人が開いたと伝わる急しゅんな山の里。焼き畑農業を行い、山に祈る生活が受け継がれてきた。しかし、高齢化が進み消滅集落に。そこに3年前、男性が一人戻って暮らし始めた。草を刈り、イノシシを捕まえ、山に祈る。今は亡き家族の記憶が生活に満ちる。やがて元住民たちが椿山で集うように…日本人にとって故郷とは?里に伝わる太鼓踊りの景色と共に描く
在日コリアン2世の映画監督・ヤンヨンヒさん。日本と北朝鮮に引き裂かれた自らの家族を描いてきたヨンヒさんが最新作でカメラを向けたのは母親の壮絶な体験、朝鮮半島の南の島で起きた虐殺事件、チェジュ島4・3事件だった。映画は去年秋、韓国でも公開、大きな話題を呼んだ。なぜ兄たちを北に送ったのか、母親の真実に向き合うヨンヒさん。自分は何者の娘なのか、映画を通じて問い続けてきた半世紀にわたる心の軌跡を見つめる。
『ETV特集』は、さまざまな社会問題を取り上げるドキュメンタリー番組です。考えるヒントを提供する「心の図書館」であることを目指しています。