ETV特集
2023年2月15日(水) 更新
幸せな家族写真に添えられた俳句。そこには「死」の文字が。
- 幸せな家族写真に添えられた俳句。そこには「死」の文字が。
- 戦争中も全国から、戦地から、俳句が投稿された「ホトトギス」誌。
- 熊野に遺された句碑に刻まれた句「子に生きて また孫に生き 杉を植(う)う」
- ふるさとの浜で故人を偲ぶ。故人は戦艦からこの句を詠んだ。
「戦火のホトトギス」 ▽17文字に託した若き将兵の戦争 柄本佑朗読
初回放送日: 2021年8月21日
「銀漢も泣け わが部下の骨拾ふ」「敵艦あはれ 銀河の空へ燃ゆるとき」…明治30年創刊の俳句雑誌「ホトトギス」。戦時中も発行が続けられ、誌面には日本が広げた戦地からの投句で埋められています。中国で壮絶な戦死を遂げた若い士官の最期。軍医からの軍艦〇〇と伏せ字の投句。俳句を手がかりに投稿者の追うドキュメンタリー。故郷で五七五を受け取った家族の今は…17文字に託した名もなき人々の戦中戦後を描きます。