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2023年2月15日(水) 更新
かつて遺骨が研究者に持ち去られた アイヌの人々の旧墓地
- かつて遺骨が研究者に持ち去られた アイヌの人々の旧墓地
- 遺骨返還を長年訴えてきたアイヌのエカシ(長老)
- 遺骨が納められた慰霊施設の前で話すアイヌの男性
- 先祖の遺骨返還後、儀式を行うアイヌの人々
「帰郷の日は遠く〜アイヌ遺骨返還の行方〜」
初回放送日: 2021年2月20日
去年、北海道にオープンしたウポポイ。その慰霊施設に、1300体を超えるアイヌの遺骨が納められている。明治以降、東京大学や北海道大学の研究者らが各地の墓地などから持ち去り保管していた。「先祖の遺骨を返してほしい」。アイヌの人たちは40年前から声を上げ、今、故郷への返還が実現しつつある。しかし、後継者不足などから、遺骨の“帰郷”に戸惑う地域も少なくない。背景には、アイヌ民族が背負う苦難の歴史があった。