Q 藤子・F・不二雄作品との出会いはいつ頃、どの作品でしたでしょうか?もしも以前から好きな作品、キャラクターがあったら教えてください(SF短編に限らず)。
小学生低学年くらいの時だったかと思いますが、「21エモン」のアニメを楽しみにしていました。面白かったのに割とすぐ終わってしまったので、子供心に悲しかったのを覚えています。
Q 今回の原作を読まれた印象を教えていただけますか?
今から40年以上前に描かれたものということに驚きしかありませんでした。どういう発想を持っていたらこんなものが半世紀近く前に描けるのか。畏敬の念を禁じ得ません。
Q 実写化にあたって心がけたことがあれば教えてください。マンガの絵はどのくらい意識しましたか?苦労したことはありますか?
まずは、ファンの多い作品だと思うのでそういう人たちをガッカリさせないものを作りたいという気持ちと、同時に、このSF短編を知らない世代の人たちにもその面白さを伝えられたらという気持ちで制作に臨みました。
Q 撮影現場はどのような感じでしたか?俳優さんの演技など、その他思い出深いことがあればぜひ教えてください。
撮影期間もタイトでなかなか過酷な撮影でしたが、メインキャストの金子さん、加藤さん、堀田さんがとても熱を持って臨んで頂いたことに感謝の気持ちでいっぱいです。特に金子さんは、ロケ中、雨が降り始め、どうしたものかと僕が頭を抱えていた時、「スケジュール調整するんで別日に撮り直しましょうよ!」とまで言ってくれる程でした。色んな兼ね合いでそれはできませんでしたが、とてもありがたい言葉でした。三人とも、このSF短編を知らない世代だと思いますが、そんな若い俳優さんたちをも熱くするのが、藤子・F・不二雄作品なんだなと改めて感じました。
↑金子さんは大の犬好き
Q 今回の作品の見どころについて、視聴者へぜひ一言お願いします。
半世紀近く前に描かれたこの原作をなぜ、今、実写化したのか?ということを頭の片隅に置きながら見て頂けると幸いです。
Q 改めて今回藤子F作品にふれて、藤子Fさんへの思いを一言お願いします。
まさか自分が藤子・F・不二雄先生の作品の脚本・監督をさせてもらえる日が来ると思っていなかったので、ただただ光栄です。
↑有働監督