◇新型コロナウイルス後遺症とは
WHO の定義では、新型コロナウイルス感染症に罹患後、少なくとも2カ月以上持続し、また他の疾患による症状として説明がつかないもの、としています。通常はコロナ感染症の発症から3カ月経った時点にもみられます。
症状には、倦怠感、息切れ、思考力や記憶への影響などがあり、日常生活に影響することもあります。
コロナ後遺症患者を4000人以上診察してきた、ヒラハタクリニック(東京都)の平畑光一医師が、診察で使用しているチェックシートはこちらです。

項目のうち1つでもチェックが入った場合、後遺症の可能性があります。ただ後遺症は呼吸器症状、循環器症状、神経症状、精神症状など多岐にわたり、また他の疾患による症状の可能性もあるため、医療機関で様々な検査を受けたのちに、コロナ後遺症かどうか診断されます。
◇後遺症になったら…相談先は?
各都道府県の中には、コロナ後遺症を診療する医療機関や相談先をまとめているところもあります。
こちらの記事に都道府県のホームページをまとめました。

👉都道府県ごとの相談先はこちらから
◇オミクロン、第6波の後遺症への影響は?
オミクロン株に感染したあと後遺症が出た人は、以前に広がった新型コロナウイルスの場合の10分の1ほどだったことが、国立国際医療研究センターなどの調査でわかりました。ただ、オミクロン株の感染者数は格段に多く、後遺症に悩む人は多くなるおそれがあるとしています。
関連ニュースはこちら

新型コロナ オミクロン株 後遺症 “以前の株の10分の1ほど”|NHK
◇NHK 新型コロナウイルス特設サイト
新型コロナウイルスの後遺症について、症状などの証言、最新の研究成果、国の対応、労災認定など関連ニュースをまとめています。
コロナ後遺症 症状は? 支援は? 新型コロナウイルス|NHK