天気による不調 「あさイチ」にいただいた質問に専門家が答えます

「あさイチ」で募集した天気による不調についての質問。代表的なものを、これまで数多くの症例を診断してきた医師の佐藤純さんに聞きました。
👉 天気による不調 専門家が質問に答えます
不調の原因は天気?チェックリストは👇
天気が崩れると体調を壊す、“気象病”や“天気痛”とも呼ばれる天気による不調。医師の佐藤純さんが作成したチェックリストがこちらです。

6個以上当てはまったという方は「天気による不調」の可能性があります。
ただし、頭痛はストレスによるものや重大な病気で起きるものなど様々な原因があります。痛みが長引いたり激しい場合は自身で判断せず、病院できちんと診断してもらってください。
天気による不調 メカニズムは?
天気による不調の代表的な症例である頭痛や肩こり。医師の佐藤純さんによると、引き金となるのは“気圧の変化”です。
天気が崩れる時…気圧は低下します。この時、内耳が気圧の変化を感じ取り、その奥にある前庭神経が興奮します。

すると、すぐそばにある三叉神経(さんさしんけい)が刺激され神経伝達物質を放出。
その結果、脳の血管が拡張するとともに、炎症物質も放出され、頭痛になるのです。
また、内耳が気圧変化を感じとる事で自律神経が乱れると…肩こりや慢性痛の悪化、けん怠感などに繋がる場合もあるといいます。
天気による不調 対策は👇
●気圧の変化がわかるアプリや痛み日記などを利用
気圧の変化と体調の変化を見比べて、薬を飲むタイミングを判断したり、予定を立てるのに活用。
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●適度な運動で自律神経の乱れを整える
運動だけでなく、食事、睡眠、入浴など生活習慣を整えるちょっとした心がけも大切です。
👉 NHKのテレビ体操 動画はこちらから
●クルクル耳体操

①両耳を軽くつまんで上に5秒引っ張る
②横に5秒引っ張る
③下に5秒引っ張る
④耳を横に引っ張りながら、後ろに5回まわす
⑤両耳を包むように曲げて5秒キープ
⑥手のひらで耳全体を覆い、後ろに5回まわす
※耳の病気のある方など、ご自身の体調に合わせて注意もしながらお試しください
天気による不調の取材記事
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