あるスーパーでは6割の商品が値上げ
栃木県内を中心に展開するスーパーマーケットでは、生鮮食品から加工品、日用品まで取り扱う商品の6割が値上げの対象に。多くは5~10%の値上げです。

(栃木県内「かましん」の店舗)
止まらない小麦の価格高騰

(輸入小麦の政府売渡価格)
世界的な不作などが原因で、小麦の価格高騰が続いています。
ある製麺会社では、去年と比べ仕入れ値が18%上昇。さらに「灯油」「包装」などのコストも上がり、製品価格を値上げせざる得なくなりました。
▼もっとくわしく▼
👉「輸入小麦の価格引き上げ、その背景や仕組みは?」
👉「【まとめ】ウクライナ影響 世界で値上げが止まらない
専門家による“値上げ予報”
番組ゲストの酒井才介さん(みずほリサーチ&テクノロジーズ)が、今後、いつどんな商品が値上がりするのかを独自に試算しました。

(酒井さんの“値上げ予報”)
去年と比較して家計の負担は年間でいくら増えるのでしょうか?
2人以上で年収400万円~500万円の世帯(日本の平均的な世帯)では、全部足し上げると、年間で7万1,203円、月6,000円近い家計負担の増加になるのではないかと、酒井さんは予測しています。
※原油が1バレル150ドル程度になるなど、原材料などが2月末の時点の水準から50%程度高騰し、その後、横ばいで推移した場合
▼世帯年収別の試算も 詳しくはこちら▼
👉「年間7万円の負担増も」値上げラッシュの今後を専門家が予測
家計を守るカギ「賃上げ」の実態は?
家計への打撃を和らげるためには、経済の好循環が必要。

企業業績が回復 ⇒ 賃金上昇 ⇒ 消費が活性化 ⇒ 景気を押し上げ
ゲストの酒井さんによると、特に重要なのは賃金の引き上げ。中でも中小企業で実現できるかがカギになるといいます。
▼賃上げの課題 もっとくわしく▼
👉時論公論「2022年春闘 強まる逆風 賃上げ波及の課題は」
番組を最初から見るには
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