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藤井聡太の強さとは? タイトル戦 “勢力図”と驚異の記録を解説

NHK
2021年10月6日 午後3:52 公開

史上最年少でのプロ入り以降、いくつもの記録を打ち立てている藤井聡太三冠。

その驚異的な強さについて、現在の将棋界の勢力図とともに解説します。

 

“トップ棋士”の証し  タイトルを巡る勢力図

現在の将棋界は 八大タイトルを4人のトップ棋士が奪い合う、いわゆる「4強時代」

藤井聡太さんは去年とことしの「棋聖戦」で渡辺さんを破り、苦手といわれていた豊島さんにも「王位戦」「叡王戦」の連戦を制して「三冠」を達成しました。「19歳1か月」での三冠達成は史上最年少記録。これまでの最年少記録 羽生善治さんの「22歳3か月」(平成5年)を28年ぶりに更新しました。

 

 

“最年少記録” “AI超え” …次々と打ちたてる“藤井伝説”とは?

藤井聡太さんは中学2年生で史上最年少でのプロ入りを果たして以降、数々の「最年少記録」「前人未到の記録」を打ちたててきました。

 

藤井さんの強さを支えてきたのが、終盤で光る“読み”の力と言われています。培ったのは、幼少期から解き続けた「詰将棋」でした。早さと正確さを競う「詰将棋解答選手権」では小学6年生にしてプロ棋士を抑えて優勝、“事件”だと将棋界をざわつかせました。以後、新型コロナで大会が中止となる高校1年生まで、5連覇中です。

 

さらに、驚異の一手として話題を呼んだのが“AI超え”の「3一銀」です。去年、藤井さんが“現役最強”の渡辺明三冠を破り、初タイトルを獲得した棋聖戦の第2局で指したこの一手が、ツイッター上で「神の一手」「藤井君は人間コンピューター」と大きな注目を浴びました。なんとこれは「将棋ソフトに4億手読ませた段階では5番手にも挙がらず、6億手読ませると突如、最善手として現れる」一手だったのです。

 

  

藤井 “最大のライバル” 豊島将之 タイトル戦の行方は?

藤井さんの、次の最年少記録更新に注目が集まっているのが、10月8日から始まる序列最高峰のタイトル「竜王戦」です。対局相手は、藤井さんの最大のライバルとされる豊島将之さんです。

これまで、豊島さんに大きく負け越してきた藤井さんですが、今期の「王位戦」では豊島さん相手に防衛を決め、「叡王戦」では挑戦者として豊島さんからタイトルを奪っています。

再び豊島さんを相手に「竜王戦」でもタイトルを奪い「四冠」を達成すれば、最年少記録をまたも塗り替えることになります。「四冠」となりタイトル獲得数が現在の棋士で最多となれば、今後 “藤井一強時代”が現実味を帯びてくることになります。

 

 

目指すは記録でもタイトル数でもなく“最強の棋士”

最年少記録やタイトル数に注目が集まる中でも、藤井さんは常に自分自身が強くなることにこだわる姿勢を貫いてきました。

ことあるごとに、「対局の内容をよくしていきたい」と口にしてきた藤井さんが、「竜王戦」そしてその後の戦いで、どのような更なる進化を見せてくれるのか、多くのファンが注目しています。

 

 

  

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