クローズアップ現代

“心に刺さるジャーナリズム”

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それでも子どもをもちたい 広がるSNS精子提供

初回放送日:2021年9月14日

街の一角で待ち合わせ、精子を受け取る。SNS上で「精子提供」が広がっている。ニーズの背景になにが?多様化する家族のあり方について、作家の川上未映子さんと考える。 「#精子提供します」。いま、SNS上に精子を無償で提供するというアカウントがあふれている。利用者や提供者を取材すると、現在の制度では病院で精子提供を受けられない同性カップルや選択的シングルマザーなど、多様化する家族の実態が浮き彫りになってきた。一方で、医学的なリスクや子どもの権利をどう守るのかという課題も。精子提供を受ける女性の葛藤を描いた作品を著した、芥川賞作家の川上未映子さんとともに考える。