神を創った将軍 〜徳川家光の戦略〜

徳川幕府を盤石にした三代将軍・徳川家光。病弱で内向的だった“弱い”将軍は島原の乱でキリシタンの反抗を受け精神世界の支配をめざす。それは新たな神の創造だった。 三代将軍・徳川家光は幕府の支配を盤石なものにして泰平の世を築いた将軍として知られるが、実は生まれつき病弱で内向的だった。転換点は1637年(寛永14年)に起きた島原の乱。キリシタンの反抗を経験した家光は鎖国体制に踏み切るとともに、キリスト教の神に劣らぬ日本ならではの神を新たに創造しようとした。自らの弱さをバネに精神世界までも支配しようとした家光の独創的な戦略と知られざる苦闘に迫る。

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