和歌と刀 細川幽斎・乱世を生き抜く

細川家伝来の名刀・国宝「古今伝授」の太刀。この刀からは、信長・秀吉・家康の天下人に仕えた細川幽斎が、細川家の家名と文化の継承にかけた強い思いが伝わってくる。 細川幽斎は、戦国武将であるとともに、和歌の達人であった。平安以来受け継がれてきた「古今和歌集」解釈の秘伝を武士の身でありながら継承していた。いわゆる「古今伝授」である。秀吉の時代、茶道の千利休とともに、歌道の幽斎として、秀吉の天下取り戦略のため大活躍する。そして、関ケ原の戦いの直前、幽斎・生涯最大の選択に迫られた。戦国時代に、和歌というソフトパワーで生き抜いた幽斎の人生にスポットを当てる。

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