「山内容堂・大政奉還への道〜酔いどれ藩主奮闘記〜」

大酒飲みで、幕藩体制にしがみつく頑迷な君主とみられてきた土佐藩の山内容堂。そのイメージが変わりつつある。容堂からみた、もうひとつの明治維新の可能性を探る。 幕末の土佐藩は揺れていた。武力討幕路線を主張する乾退助(板垣退助)に対し、後藤象二郎は大政奉還建白路線を主張した。後藤は、「大政奉還を幕府に進言できるのは、慶喜と肝胆相照らす容堂公しかない」と容堂を説得する。実は、容堂は、大政奉還の先の日本の政治体制をイメージしていた。歴史学者の家近良樹さんによれば、「雄弁な山内容堂がもう少し粘り強く国政に参画していたら、明治維新は、違う形になっていた」という。

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