今年3月、北海道庁から依頼を受けた特別対策班が、冬山に向かっていた。標的は1頭のヒグマ「OSO18」。2019年夏に道東の酪農地帯に突如出現。その後も毎年、放牧中の牛を襲い、被害は合計65頭に及ぶ。対策班が捕獲のチャンスとしたのが、ヒグマの足跡が残る積雪期。ただその期間は、冬眠から目覚め、雪が解けきるまでのわずか1週間。対策班が冬山で目撃したものとは?人々を震撼させるヒグマを追う男たちの最新報告。
初回放送日: 2023年1月27日
宗谷岬から襟裳岬まで、北海道に降る雨を東西の海に分かつ分水嶺。人里を通ることなく、北見山地・大雪山系・日高山脈の名峰を一筆書きでたどる大縦走ができる。この全ルートを踏破する史上初の挑戦に札幌の若き山岳ガイド野村良太が挑んだ。距離は670キロ。期間は2か月。稜線を歩き続けた青年が心を巡らせたものとは。見つけたこととは。貴重な映像と日記などで冒険を振り返りながら、みずみずしい内面に迫る。
北海道の牛乳・乳製品はどうなるのか?この1年で200以上の道内の酪農家が廃業した。飼料高騰・子牛価格の下落・生産調整が続く一方、国が海外から生乳換算で約14万トンの乳製品の輸入を続ける現状は変わっていない。こうした中、酪農が主要産業の町では、地域経済にも深刻な影響が出始めている。今後、懸念されているのが業務用のバター不足。危機が長期化する中で何が起きているのか。現場からの最新報告。
初回放送日: 2022年10月14日
一時は絶滅危惧種に指定されるほど獲れなくなった太平洋クロマグロ。近年、道南の海でそのマグロが群れをなして泳ぐ姿が相次いで目撃されている。厳しい資源管理の効果が現れているとみられ、地元の漁師たちは「マグロが戻ってきた」と喜ぶ。NHKでは専門家と協力して調査を開始した。マグロ目線の映像を撮る「マグロカメラ」やAIで大きさを測定する「ステレオカメラ」を駆使し、知られざるマグロ大集結のメカニズムに迫る。
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