若き魔王を決める、収穫祭が始まる!!
© 西修(秋田書店)/NHK・NEP
入間に特訓をつけたお礼にと、サリバンはバチコを屋敷に招待した。そこでバチコはサリバンから、「入間が人間である」という事実を知らされる。後日、入間はかねての約束通りクララとアスモデウス邸に遊びに行く。入間は、自分が人間であることを2人に黙ったままでいいのかと悩んでいた。アリスの母、アスモデウス・アムリリスに助言をもらい、入間が2人へ伝えた言葉とは……。
「悪友」新しく買ってもらったゲーム機を持って、リードの家に遊びに行く入間。2人がゲームで遊んでいると、突然リードの姉・シャッキーが部屋に乱入してくる!なにやら機嫌の悪そうなシャッキーだが……!? 「真心クッキング教室」アメリは入間と一緒に、クッキーを手作りすることに。しかし2人とも、まともに料理をしたことがない。2人はオペラも戦慄するほどの、とんでもない調理を繰り広げる!
収獲祭が終了したその夜、とある居酒屋でバビルス教師陣の打ち上げが行われていた。普段は絶対に飲み会に参加しないカルエゴも、バラムに捕まり強制参加させられてしまう!いつものように調子に乗ってはしゃぐロビンや、カルエゴの新人時代のエピソードなどで盛り上がる一同。ロビンが知ることになる、バビルス教師の心構えとは?そして収獲祭の最終日、ジャングルを逃げるオチョのその後が明らかになる!
レジェンドリーフが天空でさく裂し、あたりに花びらが舞う。祝福ムードの中、行われる表彰式。好成績を残した者、やむなくリタイアした者……。果たしてアブノーマルクラスの生徒たちの目標である、位階(ランク)昇級はかなうのか!?そして師匠たちも、弟子と数日ぶりの再会を果たす。収穫祭中も弟子の活躍を見ていた師匠たち。それぞれの反応とは……?
まもなく収獲祭が終了する。「始まりのタネ」と「終わりの鉢」を入手した入間たち。しかし肝心のレジェンドリーフの咲かせ方がわからない。リードはふと、以前授業で習った、ある魔術を思い出す……。魔力も体力も尽きかけの入間&リードは、残り少ない時間内にレジェンドリーフを咲かせることはできるのか!?そしてついに、結果発表。最も累計獲得ポイントの多い生徒、収穫祭優勝者「若王(じゃくおう)」の栄光は、誰の手に!?
オロバスを撃退して入間とクララを守るも、ルール違反によりアスモデウスがリタイアとなってしまった。去るアスモデウスを見送った入間たちがふと気が付くと、オロバスが姿を消していた。オチョがオロバスを連れ、逃がしたのだ。「終わりの鉢」を取り戻さないと、レジェンドリーフを咲かせることができない。しかし、後を追う手がかりもない。窮地に立たされたその時、入間たちの前にある人物が姿を現す……!?
ケロリ率いる魔獣王国対ピケロ&ゴエモン組の戦いが続く。そんな中、魔獣王国に加勢したエリザベッタにより、前線の男子生徒たちが次々と骨抜きにされてしまう。一方、魔獣王国にやってきた入間&リード。同行していたナフラの言葉をカムイに翻訳してもらうと、アブノーマルクラスの生徒を次々と襲っていたのはオロバスだとわかる。優勝への強い執念を持つオロバス。1人でジャングルに出かけたクララの身が危ない……!
入間は無事、リードと合流を果たした。しかしリードは、苦労して手に入れた「終わりの鉢」をエリザベッタに奪われてしまったらしい。ショックに泣き崩れるリード。しかし、鉢を奪ったのはエリザベッタではなく、別に犯人がいるようだ。リードはロビンとの特訓で強化した家系能力「感覚強盗(コントローラー)」で、エリザベッタの追跡を開始。リードの耳に届いたのは、温泉に入るエリザベッタ、クララ、ケロリの声で!?
収穫祭3日目。ジャングル全域に生徒たちの獲得ポイントの中間発表アナウンスが響く。そこでカルエゴは獲得ポイント0で行方不明の「ある生徒」に対して、たきつけるような言葉をかける。それを聞いたアスモデウスとクララは、同時に入間のことを思い浮かべていた……。そして、地下深くから脱出するために、入間が思いついた方法とは!?
ナフラと共に地下迷宮から地上を目指して進む入間。その道中、入間は魔界にいるはずのない両親と遭遇する。実は入間の見た両親の姿は幻覚で、オロバスの魔術によるものだった。幻覚に圧倒された入間は、崖から落下してしまう。下層でも、悪夢のような幻覚にさいなまれ続ける入間。果たして、恐怖に打ち勝つことはできるのか!?