日本の安全保障政策が大転換しようとしている。国会では、防衛費増額をめぐる議論が大きな焦点となっている。専門家とともに、平和を守るための防衛のあり方を考える。 防衛費をＧＤＰ２％へ、反撃能力の保有、沖縄・横浜に新部隊、スタンド・オフ・ミサイルの早期整備、アメリカ巡行ミサイル「トマホーク」の取得など、次々と決まっていくニッポンの防衛力の拡充。本当にこれでいいのだろうか？財源はどうするのか？地元の負担は？外交のあり方は？など、海上自衛隊の香田洋二元司令官、政治学が専門の上智大学・中野晃一教授を招き、具体的な問題点をあぶりだす。