上陽賦 運命の王妃
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この番組について
気高き心のまま 生きてゆきます あなたとともに 中国の架空の国を舞台に、帝位を巡る陰謀と策略のなかで、気高く生きる王妃の波乱に満ちた人生を描く壮大な歴史大作。争いの渦中で、家族の絆や葛藤、男女の愛憎が複雑に絡み合う[全43回] 皇帝のめいで「上陽郡主(じょうようぐんしゅ)」の称号を持つ王儇(おうけん)。美貌と知性に恵まれ、皆に愛されてのびのびと育ち、親しい人からは幼名で阿嫵(あぶ)と呼ばれている。父の王藺(おうりん)は国の丞相として権勢を振るっていた。皇帝は王儇をかわいがっていたが、妹の夫で、皇后の兄である王藺が、皇室の掌握をたくらんでいることを警戒する。やがて成人の儀を終えた王儇に婚礼の話が持ち上がる。父や皇后は皇太子の妃にしようとしていたが、 王儇は側室の息子であり思いを寄せ合う第3皇子、馬子澹(ばしたん)以外と婚姻する気はなかった。 一方、戦の絶えない辺境の地、寧朔(ねいさく)の将軍、蕭綦(しょうき)は低い身分の出身だったが、戦功を立てて異例の王爵を賜り、「豫章王(よしょうおう)」になる。権力闘争の陰謀によって馬子澹と引き裂かれてしまった王儇は、蕭綦と政略結婚することになる。そこで初めて都の外の世界に触れ、太平の世を目指す蕭綦の姿を知る。望まぬ婚姻であったが、しだいに互いにひかれあい強い絆で結ばれていく2人。だが、皇帝の座をめぐる熾烈な争いは、容赦なく王儇たちを巻き込んでいく。 原題:上阳赋 制作:2021年 中国
出演者・キャストほか
王 儇(おう けん)/阿嫵(あぶ)/上陽 郡主(じょうよう ぐんしゅ) (チャン・ツィイー 章子怡 [声:魏涼子])
豫章(よしょう)王妃。王藺(おうりん)の娘。皇帝、馬子澹(ばしたん)のいとこ。上陽郡主(じょうようぐんしゅ)の称号を授かっている。家族や親しい人からは幼名の阿嫵(あぶ)と呼ばれている。美貌と知性に恵まれ、純粋で芯が強い。夫、蕭綦(しょうき)と強い愛と絆で結ばれている。幼なじみの皇帝、馬子澹とは、かつて恋仲だった。謀反を起こした父は、流刑地で死んだと信じている。亡き前皇帝と皇后から親代わりとして皇子、馬静(ばせい)を守るよう託され一旦、自分といるより安全である兄、王夙に預ける。夫、蕭綦が前皇帝を暗殺した逆賊として殺されたと知らされる。 ※郡主:皇帝の娘以外の皇室の女性への尊称 【チャン・ツィイー】 1979年2月9日生まれ。映画『初恋のきた道』『グリーン・デスティニー』『HERO』『2046』『ジャスミンの花咲く』『SAYURI』ほか。 © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
蕭 綦(しょう き)/豫章(よしょう)王 (ジョウ・イーウェイ 周一围 [声:阪口周平])
豫章(よしょう)王。王儇(おうけん)の夫。辺境の地、寧朔(ねいさく)の将軍で、「戦の神」と呼ばれている。低い身分の出身ながら、戦功により王爵を授かった。権力闘争に興味はなく、腐敗した政治を正し、人々が平穏に暮らせる世にすることを望んでいる。生涯で愛する人は王儇ただ一人と誓っている。皇帝、馬子澹(ばしたん)と賀蘭箴(がらんしん)のワナにはまり、前皇帝を暗殺した逆賊のぬれぎぬを着せられる。部下が身代わりになるために蕭綦の鎧(よろい)をまとって死んだため、逆賊として禁衛軍に殺されたことになっている。前皇帝暗殺事件の真相を解明すると誓う。 【ジョウ・イーウェイ】 1982年8月24日生まれ。ドラマ『蒼穹の昴』『海上牧雲記 3つの予言と王朝の謎』『長安二十四時』ほか © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
馬 子澹(ば したん) (トニー・ヤン 杨祐宁 [声:庄司然])
皇帝。前皇帝、馬子隆(ばしりゅう)の異母弟。王儇(おうけん)のいとこ。亡き母は先々代皇帝の側室で謝(しゃ)氏一族。王藺(おうりん)と皇太后の策略により、謝氏一族が没落し、母も自害に追い込まれた。幼なじみで元婚約者であった王儇(おうけん)のことを今も思っていて、皇帝になることで、その力で王儇を取り戻せると考えている。賀蘭箴(がらんしん)と結託して前皇帝を暗殺。蕭綦を暗殺犯に仕立て上げ、逆賊として殺されるよう仕向けた。前皇帝崩御直後に都に戻り、計画通りに皇帝の座に着いた。 【トニー・ヤン】 1982年8月30日生まれ。映画『僕の恋、彼の秘密』『台北の朝、僕は恋をする』『足を探して』『真・三國無双』ほか © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
賀蘭 箴(がらん しん) (ユエン・ホン 袁弘 [声:伊東一人])
隣国、忽蘭(くらん)の王子。亡き母は六盤(ろくばん)の王女。蕭綦(しょうき)率いる寧朔(ねいさく)軍が六盤を滅ぼし、母と妹を殺したと信じていて、蕭綦への復讐(ふくしゅう)を誓っていた。その目的のため、馬子澹(ばしたん)と結託して前皇帝を暗殺。蕭綦を暗殺犯に仕立て上げ、逆賊として殺されるよう仕向けた。王儇(おうけん)に心ひかれている。逆賊、蕭綦の妻として国で追われる身となった王儇を、安全な地で守ると納得させ忽蘭に連れて行く。 © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
王 藺(おう りん) (ユー・ホーウェイ 于和伟 [声:志村貴博])
王儇(おうけん)と王夙(おうしゅく)の父。皇太后の兄。王(おう)氏一族。亡き妻は、先々代皇帝の妹。家族への愛情はあるが権力欲が勝る。丞相(じょうしょう)として朝廷を牛耳っていたが、先々代皇帝崩御の際に、皇帝の座を奪おうと謀反を起こして制圧される。流刑地で自らの死を偽装し潜伏中だが、ひそかに息子、王夙のもとに現れた。突然の前皇帝の死で朝廷が不安定になったのを利用し、王夙と共に王氏一族復興の機会を狙う。そのために宋懐恩(そうかいおん)を懐柔し、前皇帝の皇子、馬静(ばせい)を利用しようとたくらむ。 ※丞相:皇帝を補佐する最高位の官職 © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
皇太后 (シー・コー 史可 [声:真壁かずみ])
先々代皇帝の正室。前皇帝、馬子隆(ばしりゅう)の母。王藺(おうりん)の妹。王(おう)氏一族。皇帝となった息子、馬子隆の脅威になりうるものを排除すべく暗躍し、流刑になった兄、王藺にも刺客を送った。さらに蕭綦(しょうき)も排除しようと画策していたが、馬子澹(ばしたん)にその計画を利用され、息子である前皇帝を暗殺される。行方不明の皇子、馬静(ばせい)を捜す。 © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
王 夙(おう しゅく)/江夏(こうか)王 (ジア・イーピン 贾一平 [声:須嵜成幸])
王儇(おうけん)の兄。王藺(おうりん)の息子。王(おう)氏一族。妹思いでやさしい。政治や権力には興味がなかったが父、王藺が流刑になった後、王氏一族を率いる長(おさ)として少しずつ変わっていく。死を装い潜伏中の父と再会し、共に王氏一族復興の機会を狙う。そのために宋懐恩(そうかいおん)を懐柔しようと動く。王儇から前皇帝の皇子、馬静(ばせい)をひそかに預かる。 © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
宋 懐恩(そう かいおん)/粛毅(しゅくき)伯 (リウ・ドワンドワン 刘端端 [声:石狩勇気])
将軍。蕭綦(しょうき)の元部下で、長年側近として仕え、信頼されていた。国への功労が認められ、「粛毅(しゅくき)伯」に封じられた。自分に思いを寄せていた蕭玉岫(しょうぎょくしゅう)と婚姻。王儇(おうけん)への思いを秘めている。蕭綦(しょうき)を超えたいという思いがしだいに強くなっていく。 © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
蘇 錦児(そ きんじ) (リウ・ユン 刘芸 [声:小見川千明])
皇帝、馬子澹(ばしたん)の側室。貴妃(きひ)。王儇(おうけん)の元侍女。王儇とは主従関係ながら、姉妹のように育ち、信頼されていた。皇帝、馬子澹(ばしたん)が皇子のころから、ずっと慕っている。前皇后にその思いにつけ込まれ、陰で王儇を裏切った。さらに、そのことに感づいた忽蘭(くらん)の忽耶奇(こつやき)に脅され協力を強いられた。馬子澹にもその好意を利用されていたが、王儇が死んだとウソの報告をし側室の座を得る。 ※貴妃:側室の位 © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
蕭 玉岫(しょう ぎょくしゅう) (スイ・ユエン 隋源 [声:花瀬あさみ])
宋懐恩の妻。王儇(おうけん)の元侍女。素直で誠実。王儇が蕭綦(しょうき)と婚姻して以来、王儇の世話をしていた。思いを寄せていた宋懐恩(そうかいおん)との婚姻を王儇が取り持ってくれた。元侍女の身分が婚姻の妨げにならぬよう、蕭綦が義理の妹に迎え、その際に名前も「玉秀(ぎょくしゅう)」から「蕭玉岫」になった。 © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
馬 静(ば せい) (.)
亡き前皇帝、馬子隆(ばしりゅう)と皇后、謝宛如(しゃえんじょ)の皇子。前皇帝は亡くなる前に、馬静を帝位を継ぐ皇太子に冊封するという詔書を出した。しかし、息子の身を案じてすぐに後悔。皇帝になるよりも、ただ健やかに育ってほしいと王儇(おうけん)に親代わりを頼み、すぐに王宮から遠くへ連れ去るよう命じた。王儇によって、より安全と思われる王夙(おうしゅく)のもとに託された。 © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
龐 癸(ほう き) (ツァオ・ジュン 曹骏 [声:夏目桂輔])
王儇(おうけん)の護衛。元は王(おう)氏一族の隠密の護衛兵だったが、王儇個人に忠誠を誓い、仕えるようになった。 © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
阿越(あえつ) (ジャン・シンイエン 张欣颜 [声:水瀬七海])
王儇(おうけん)の侍女。 © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
徐(じょ)女官 (ウー・ユージュエン 伍宇娟 [声:一花さくら])
王儇(おうけん)付きの女官。侍女たちを統率している。先々代皇帝の妹である王儇の亡き母が結婚前に宮中にいたときから仕えていた。亡き母に代わって王儇を見守り、献身的に尽くす。王儇の家族のような存在で、信頼されている。 © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
胡 瑶(こ よう) (ハイ・リン 海铃 [声:葛城愛梨])
蕭綦(しょうき)の部下。蕭綦に前皇帝暗殺のぬれぎぬが着せられた陰謀のなかで、共に戦っていた兄、胡光烈(ここうれつ)を亡くす。兄の遺言で、兄の遺体を使い蕭綦の死を偽装した。 © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
唐 競(とう けい) (ポン・ボ― 彭博 [声:下村芳範])
蕭綦(しょうき)の部下。 © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
顧 采薇(こ さいび) (スン・ジアルー 孙嘉璐 [声:菅田菜々子])
顧(こ)氏一族の娘。権力闘争の策略の中で命を落とした亡き重臣、顧庸(こよう)の孫娘。兄は朝廷の重臣、顧闵汶(こびんぶん)だが、顧庸の死後、顧氏一族は力を失っている。王夙に好意を持っている。 © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
温 宗慎(おん しゅうしん) (ジョン・ユー 郑玉 [声:田邉優人])
丞相(じょうしょう)。先々代皇帝のころからの側近。思慮深く公平な人物で、皇帝を補佐し国を守ることを第一に考えている。皇太后が結婚する前に恋仲だった過去があり、皇太后のことを気にかけている。 ※丞相:皇帝を補佐する最高位の官職/侍中:皇帝の諮問に答える側近 © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
青雲(せいうん)道士 (ジョン・リン 钟林 [声:真田雅隆])
王藺の護衛。王(おう)氏一族の優秀な隠密の護衛兵。先々代の皇帝のときは、耳の不自由な道士を装い宮中に入り込んでいた。潜伏中の王藺に付き従い守っている。 © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
忽蘭(くらん)王 (セングーレンチン 僧格仁钦 [声:志村貴博])
賀蘭箴(がらんしん)の父。先代の忽蘭王が蕭綦(しょうき)に倒された後、王になった。王子のときに、六盤(ろくばん)の王女だった賀蘭箴の母をむりやり手に入れた。その後、世継ぎがいなかったため、賀蘭箴が少年のころに母から引き離し忽蘭に連れてきた。賀蘭箴に政略結婚させ、王位を継がせようとしている。そのために邪魔な王儇(おうけん)を殺そうとする。 © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
賀蘭 拓(がらん たく) (ワン・ルオリン 王若麟 [声:西垣俊作])
忽蘭(くらん)王のおい。賀蘭箴(がらんしん)のいとこ。王倩(おうせん)の夫。子どものころに父を亡くし、忽蘭王に育てられた。かつて蕭綦(しょうき)率いる寧朔(ねいさく)軍を装い、賀蘭箴の母と妹を殺し、六盤(ろくばん)の国を滅ぼした張本人。賀蘭箴から次期忽蘭王の座を奪おうと狙っている。
王 倩(おう せん) (ツォン・イーシュエン 曾一萱 [声:このみまこ])
賀蘭拓(がらんたく)の妃。王儇(おうけん)のいとこ。皇太后が前皇帝の側室にしようとしていたが、忽蘭(くらん)との和睦の条件として、賀蘭拓の妃候補に選ばれた。望まぬ結婚を回避しようと、薬を用いて蕭綦(しょうき)を誘惑しようとする暴挙に出て、王儇の怒りを買った。忽蘭に地に嫁がされたことで王儇を逆恨みしている。 © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください
忽 耶奇(こつ やき) (ワン・イーファン 王毅凡 [声:山口令悟])
賀蘭箴(がらんしん)の忠実な部下。賀蘭箴が王儇(おうけん)に心をひかれていることもわかっている。蘇錦児が王儇を裏切っていることに気づいて脅し、自分たちに協力させる。女性としても目を付けていた。 © 2021 China International Television Corporation ■相関図は「人物相関図」ページをご覧ください