あくまき、あくまきの天ぷら

レシピ公開日:2023年5月1日 午後10:00

鹿児島の端午の節句に欠かせないあくまき。灰汁(あく)の力でつるん、ぷるんと仕上がったあくまきに、きな粉と黒みつ(砂糖)をかけて召し上がれ。かたくなったら天ぷらがおすすめ!

  • 辻製菓専門学校 立嶋 穣 先生

材料 5本分
  • あくまき
    • もち米
      500g
    • 灰汁(あく) あくまき用の市販品
      1000ml
    • 竹の皮
      5枚
  • 黒みつ
    • 黒砂糖
      80g
    • 上白糖 グラニュー糖でも可
      80g
    • 90ml
  • あられ
    • 道明寺粉
      適量
  • あくまきの天ぷら
    • かたくなったあくまき
      適量
    • 天ぷら粉
      適量
    • 適量
    • サラダ油 フライパンに1㎝程度の量
      適量
  • その他
    • きな粉
      適量
    • アイスクリーム
      適量

黒みつをつくる

1

黒砂糖、上白糖、水を鍋に入れ、火にかける。

2

すくってみて、木じゃくしからゆっくりと流れる程度まで煮詰める。

3

常温で冷ます。

あられをつくる

1

熱したフライパンに道明寺粉を入れ、火にかける。

2

フライパンをゆすりながら、道明寺粉がふくらんできつね色になるまで煎る。

3

紙を敷いたバットにあけ、常温で冷ます。

あくまきをつくる

1

水洗いして水けをきったもち米を、一晩灰汁(あく)につけておく。

2

竹の皮を一晩水につけておく。

3

1の水けをきる。

※灰汁(あく)は捨てずに置いておく。

4

水から引きあげた2の真ん中に3を100gほどのせ、両端から折りたたむ。

5

隙間がないように側面も折りたたみ、竹の皮を裂いた紐で3か所結ぶ。

6

鍋にならべ、あくまきがつかるまで水を入れ、お好みで3の灰汁(あく)を加え、火にかける。

7

落としぶたをして、中火で2時間程度煮る。

※煮汁が減ったら、水を足しながら煮る。

8

全体に透明感がでて、もち米の米粒が見えないようであればできあがり。 常温で冷ます。

あくまきの天ぷらをつくる

1

薄く切ったあくまきを、水で溶いた天ぷら粉につける。

2

裏返しながら、両面がカリっとするまで170℃のサラダ油で揚げる。

食べごろと保存方法

1 あくまき

包丁で好みの厚さに切り、お好みで黒みつ、きな粉、あられをかけてお召し上がりください。 乾燥しないようにラップに包んで、常温で保存。 かたくなったあくまきは、再度煮てやわらかくするか、ラップに包んだまま電子レンジで温めてください。 天ぷらにして食べてもおいしいです。

2 あくまきの天ぷら

揚げたてをアイスクリームに添えてお召し上がりください。

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