日本時間25日の夜遅く、ウクライナの国境沿いにあるモルドバの沿ドニエストル地方の治安当局の建物で複数回、爆発がありました。
けが人はおらず犯人はわかっていません。
実はここは親ロシア派が事実上、支配する地域で、1990年にモルドバからの分離独立を一方的に宣言し、ロシア軍1500人以上が駐留している場所。 この地域を支配する親ロシア派やロシア側を狙った犯行に見えますが、ウクライナや欧米からはロシア側による自作自演の、いわゆる「偽旗作戦」だという見方が出ています。
いったいどういうことなのか。
油井キャスターの解説です。
油井秀樹(「国際報道2022」キャスター)
前ワシントン支局長。北京・イスラマバードなどに14年駐在しイラク戦争では米軍の従軍記者として戦地を取材した経験も。各国の思惑や背景にも精通。
(この動画は2分32秒あります)