ウクライナ東部で戦闘が激化していることから、今後、数週間の戦いが極めて重要になります。
同時に長期化の懸念があることから、アメリカを中心に各国はどうウクライナを支援していくか本格的な検討に乗り出しました。
しかしこのまま長期的にウクライナへ軍事支援をすれば、自国の兵器が不足し防衛に影響が出かねない事態も懸念されます。
アメリカをはじめ、欧米各国がウクライナに提供した地対空ミサイル「スティンガー」を製造しているアメリカ防衛大手「レイセオン」は増産体制をとるのが難しいと明らかにしました。
ミサイルの部品の一部が入手困難で、在庫不足が深刻化しかねないといいます。
また対戦車ミサイル「ジャベリン」も米シンクタンクCSISの研究員は「在庫がかなり減少していて補うには数年かかる」と分析しています。
詳細を油井キャスターが解説します。
油井秀樹(「国際報道2022」キャスター)
前ワシントン支局長。北京・イスラマバードなどに14年駐在しイラク戦争では米軍の従軍記者として戦地を取材した経験も。各国の思惑や背景にも精通。
(この動画は2分31秒あります)