ロシアのウクライナへの軍事侵攻で、ロシア軍にも大勢の死者が出ているとみられています。
ウクライナ政府がロシア兵の死者数を2万人以上と発表しているのに対して、ロシア政府は1351人(3月25日)と発表して以来、更新していません。
ロシア国内に「軍事作戦は失敗した」という見方が広がらないよう、プーチン政権が情報統制を強いているとみられています。
そこでウクライナのサイバー部隊ITアーミーは、顔認証技術を使って死亡したロシア兵と多くのロシア人が利用するSNSの顔写真と照合、身元を特定させようとしています。
真偽は定かではありませんが、ITアーミーはこれまで、582人を特定しロシアの遺族に伝えたとしています。
ウクライナ政府のねらいは。
油井キャスターの解説です。
油井秀樹(「国際報道2022」キャスター)
前ワシントン支局長。北京・イスラマバードなどに14年駐在しイラク戦争では米軍の従軍記者として戦地を取材した経験も。各国の思惑や背景にも精通。
(この動画は2分38秒あります)