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毎週月曜日に各国で取材にあたる特派員がピックアップ。 マーケットが注目する今週の世界の重要イベントを深読みするコーナーです。
【中国】
26日、ホンダが中国でSUVタイプの新型EVを発売します。
最大の売りは走行性能。
EVは急な加速で体が揺さぶられるため、いわゆる”EV酔い”になりやすいといわれていますが、細やかな技術でなめらかな走りにこだわったといいます。
中国に特化した機能としては音声操作を中国の様々な方言に対応させました。
日系メーカーの出遅れも指摘される中、巻き返しとなるのか。
強みをいかにアピールできるかがシェア拡大の鍵を握ります。
【欧州】
想定を超えた観光客が押し寄せる「オーバーツーリズム」への懸念が再燃しているため、”水の都”イタリアのベネチアで「観光客の予約制度」が導入されます。
近年大型クルーズ船の寄港で運河周辺が侵食され環境への影響が懸念されたり、家賃の高騰で住民が引っ越しせざるを得なかったりと課題が噴出。
この夏から観光で訪れるにはウェブサイトを通じた事前予約が必要になるということです。
【アジア】
オーストラリア中央銀行がいつ利上げに踏み切るのか、判断の指標として注目されるのが27日に発表されることし1~3月までの消費者物価指数です。
前回は前年同月で+2.6%と7年半ぶりの高い伸びを示しましたが、今回はそれを上回り3%を超えるという予想もあります。
その場合、中央銀行はインフレを抑えるため、現在0.1%の政策金利を引き下げるのではと市場関係者はみているのです。
(この動画は5分18秒あります)