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毎週月曜日に各国で取材にあたる特派員がピックアップ。
マーケットが注目する今週の世界の重要イベントを深読みするコーナーです。
【アメリカ】
20日にワシントンで開かれるG20 財務相・中央銀行総裁会議での注目ポイント。 「ロシアが出席するとアメリカはどう出るか」。
ロシアがウクライナ侵攻後、初めての閣僚級会合。
ロシアがオンラインで参加するという見通しがある中、アメリカのイエレン財務長官からは「ロシアが参加するなら欠席する」との発言もあり、動向が注目されています。
【中国】
“中国版ダボス会議”とも呼ばれる中国が主導して開かれる国際的な経済フォーラム「ボーアオ・アジアフォーラム」が20日から開催されます。
中国政府がロシア寄りの立場を示す一方、原材料価格の高騰が企業の経営を圧迫する懸念も広がっており、中国側からどのような認識が示されるのでしょうか。
【アジア】
「スリランカの”デフォルト危機”は」。 中国に多額の債務があるスリランカ。
対外債務の一部が18日、利払いの期限を迎えるとされています。
外貨不足が深刻化し、返済が難しくなったとみられていますが、期限に支払わないと格付け会社からデフォルト認定されるおそれもあります。
スリランカは中国に債務の返済条件の見直しなどを打診しており、中国がさらに影響力を増し「債務のわな」といわれる状況が一段と深まるかが焦点となりそうです。
【ヨーロッパ】
22日の「アースデイ」=地球環境を考える日で注目されるのが「サステイナブル・ファッション」。
EUでは毎年、約580万トンの繊維製品が廃棄され、今後さらに増えると予想されています。 3月、「繊維」に関する包括的な戦略が発表され、2030年までに域内で販売される繊維製品を耐久性があるものにしたり、リサイクル済み繊維を多く使用したりするといった目標が掲げられました。 ファッション業界はこれによってどう変わっていくのでしょうか。
(この動画は4分50秒あります)