ロシアはウクライナ東部で軍事作戦に力を入れる一方で、南部の占領した地域で「ロシア化」を進めています。
ゼレンスキー大統領は南部のヘルソンとザポリージャで進むロシア化を「拷問部屋が作られ、地方政府の代表たちが拉致されている」と強い危機感を示したのです。
現地では住民にロシアの通貨ルーブルの使用を強いているとして、ゼレンスキー大統領は「ルーブル占領」と呼び、警戒を強めています。
さらにウクライナ政府によりますと、ロシア軍は「我々はナチと犯罪者からウクライナを自由にするために戦っている」「ウクライナ政府の情報を信じないでください」などと書かれたビラを配布。
住民殺害の疑惑も浮上している状況を油井キャスターがわかりやすく解説します。
油井秀樹(「国際報道2022」キャスター)
前ワシントン支局長。北京・イスラマバードなどに14年駐在しイラク戦争では米軍の従軍記者として戦地を取材した経験も。各国の思惑や背景にも精通。
(この動画は2分29秒あります)