国際報道 2023

ガザ南部で激しい攻撃▽森林消失　問われる企業の責任　新たな国際枠組みも（ＳＤＧｓ）▽インド・ムンバイのテロから１５年　癒えない傷あと　※変更の可能性あり 地球上の森林が急速に失われるなか、企業にも対策が強く求められている。国連と金融機関の主導で今年９月、新たな国際枠組みＴＮＦＤが開始。企業に自然保護の取り組み状況の開示を求め、投資判断の材料にしようとしている。さらにＥＵでは今年６月から「森林破壊防止の規則」を導入。域内で生産・販売する製品の材料が森林を不当に破壊したものではないことの証明を義務づけた。ビジネス界で始まった新たな取り組みをルポ。

イスラエル・ハマス戦闘２か月　緊張はヨルダン川西岸地区でも▽イスラエル経済にも影響▽ウクライナ　戦時下のチャンピオンボクサー　※変更の可能性あり ハマスによるイスラエルへの大規模攻撃から２か月。ガザ地区での戦闘や人道状況が国際的な注目を集める一方、ヨルダン川西岸でもこの２か月で、２００人以上のパレスチナ人がイスラエルの治安部隊などにより殺害されている。一方のイスラエル国内は、市場や商店の人影はまばら。予備役の動員で企業活動にも影響が出始めている。ガザ地区以外で何が起きているのか。戦闘はいつまで続くのか。現地からの最新報告。

南部ハンユニスで激しい戦闘か▽パレスチナ人との共生訴えるユダヤ人の思い▽香港民主活動家語る▽“宅配文化”の韓国　疲弊する宅配ドライバー　※変更の可能性あり 出前・宅配の文化が盛んな韓国。中でもネット通販業者間の競争が激しく、顧客獲得のため送料や配達スピードなどで各社がしのぎを削っている。宅配ドライバーの過重労働は社会問題となり、政府と業界は対策に乗り出しているが、一部の下請け業者には対策が及んでいない。その深夜業務のドライバーに密着して取材すると、サービス向上のしわ寄せが末端のドライバーに押しつけられている現状が見えてきた。

ガザ南部中心都市に地上部隊迫る▽アマゾン干ばつと石炭依存のインド　ＣＯＰ２８議論のゆくえは（ＳＤＧｓ）▽ＣｈａｔＧＰＴ登場から１年　※変更の可能性あり アマゾンが広がるブラジル北部一帯で、過去最悪といわれる干ばつの被害が広がっている。極端な水位低下によって、水運や農業など６０万人以上が影響を受ける事態に。気候変動の大きな要因とされるのが、化石燃料の使用だ。中でもことし人口世界一に躍り出たインドはエネルギー供給の７割以上を石炭火力に依存し、今後も利用は増える見通しだ。ＣＯＰ２８でも議論される石炭火力をめぐる議論のゆくえは。

イスラエル軍　ガザ南部に地上侵攻▽現地報告・油井が見たウクライナ②進む“無人機戦略”　兵役めぐり社会分断も▽ＷＯＷ！　※変更の可能性あり 油井キャスターがウクライナから現地報告。戦争が長期化し、世界の目がイスラエル・パレスチナ情勢に向けられ、欧米からの支援継続に懸念が広がるなか、ウクライナで進められているのが、国内の防衛産業の強化だ。ロシアによる無人機攻撃から守る防空システムや、攻撃用ドローンの開発が進められている。一方、兵役をめぐって国民の不満も高まるなど、政府は難しい舵取りを迫られている。