身近な風土の輝きとそこに暮らす人々を通して「小さな旅」をしてみませんか。
日本一の港湾都市・横浜。毎日たくさんの大型船が出入りする港の一角に、昭和の風景が色濃く残る漁師町・子安浜があります。高度経済成長期に拡張する工業地帯の公害や埋め立てで、一度は陸へ上がることを余儀なくされた漁師たち。しかし再び立ち上あがり“宝の海”を取り戻しました。狙うは江戸前のアナゴです。故郷の魚を振る舞うすし屋。浜に唯一残る銭湯。時代の波にあらがいながら漁師町の誇りをもって生きる人たちを訪ねます