きょうの健康
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食道がん 最新情報 「早期発見がポイント」
毎年約2万5千人の新規患者がでる、食道がん。食道がんは、早期にはほとんど自覚症状がなく気づきにくい。一方、食道の周囲にはリンパ節や重要な臓器があるため、ほかのがんと比べて転移しやすい特徴がある。そんな食道がんを早期発見するために知っておきたいのが、食道がんの発症リスク。お酒や喫煙の習慣は食道がんの発症リスクを高めるので要注意だ。番組ではチェックリストを紹介。さらに内視鏡の検査や治療も詳しく解説。
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体が浮くように感じるふわふわめまい。これまで大半が原因不明とされてきた。最近国際学会で「PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)」という新しい病気の概念が誕生、ふわふわめまいの多くがこの病気と分類されるように。走っている車など動くものや、視覚情報が複雑な陳列棚などを見ると発症し、強いめまいを経験した人に起きやすい。新たに定められた診断基準や、体操や薬、認知行動療法などの治療を詳しく紹介する。
周りが回転するように感じるめまいの原因は多くが内耳の三半規管などの異常。最も多い「良性発作性頭位めまい症」は、耳石器からはがれ落ちた耳石が三半規管に入って平衡感覚に異常が生じる病気。耳石を取り除く体操「頭位治療」などを行う。内耳にリンパ液がたまることで起きる「メニエール病」は、ストレスや疲労が誘因と考えられ、生活習慣の改善や薬で治療する。リンパ液を減らす「中耳加圧療法」が最近保険適用になった。
自分で気になったり、周りの人から指摘されたりして悩んでいる人が少なくない「口臭」。その原因として、起床時や空腹時、緊張しているときなどに起こる生理的な口臭と、病気がもとで起こる口臭がある。予防のためには、歯周病や虫歯の治療、歯磨きを正しく確実に行うこと、舌ブラシを使って舌苔(ぜったい)を取り除くこと、唾液の分泌を促すマッサージをすることなどが有効で、それぞれを詳しく解説する。
加齢とともに口や舌の機能が衰えると「食べこぼし」が増えたり「むせてせきこむ」ことが多くなったりする。食べ物を口の中でうまく移動できないため、十分にかみ砕くことができないまま飲み込んでしまい、誤えん性肺炎や窒息が起こったりすることがある。「オーラルフレイル」がある人は、そうでない人に比べ、死亡リスクや要介護リスクが高くなる。「舌の体操」や「早口言葉」など機能を維持するためのトレーニングを紹介する