100分de名著

誰もが一度は読みたいと思いながら、なかなか手に取ることができない古今東西の「名著」を、25分×4回=100分で読み解く番組です

アニメ職人が視聴者からの質問に答えます

視聴者からの質問に、アニメ職人自らがお答えします。

名著138「夢判断」

公開：2024年4月23日(火)午後1:28

質問：今回のアニメーションで一番こだわったポイントは何ですか？ ――アニメーションを担当した『川口恵里（ブリュッケ）』と『塚原菜緒（ブリュッケ）』が視聴者の質問にお答えします＜川口恵里（ブリュッケ）＞「無意識」を発見し探求したフロイト、前半パートからその「無意識」が登場しますが、その抽象的な概念をどのようにイラスト化するか？というのが最大の悩みになり、結果そこが今回最もこだわった箇所になりました。「夢は神のお告げではなく自己の無意識がもたらすものである」という箇所で、私が最初にイメージしたのは、自己の分身ではあるものの石像のように凝り固まってしまった状態でした。その石像のような分...記事を見る

名著137「for ユース」

公開：2024年3月26日(火)午後2:09

質問：今回のアニメーションで一番こだわったポイントは何ですか？ ――アニメーションを担当した『アダチマサヒコ』『ケシュ#203』が視聴者の質問にお答えします＜アダチマサヒコ＞今回はシュリーマン「古代への情熱」と松下幸之助「道をひらく」を担当しました。シュリーマンも松下幸之助も幼少からの努力と挑戦、行動力が素晴らしく、成人ぐらいまで大した自我も無かった私は、ただただ驚くばかりでした。私は浪人時代に松下幸之助に関する本を結構読んでおり、心に刺さる名言があればその都度メモをして、浪人時代の支えにしておりましたので、こうして番組で関われたのは嬉しかったです。アニメの内...記事を見る

名著136「偶然性・アイロニー・連帯」

公開：2024年3月7日(木)午後7:22

質問：今回のアニメーションで一番こだわったポイントは何ですか？ ――アニメーションを担当した『川口恵里（ブリュッケ）』が視聴者の質問にお答えします ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ローティの「偶然性・アイロニー・連帯」のアニメパートを担当させて頂きました。哲学の回は、ほぼ毎回と言って良いほど「概念」をイラスト化・アニメ化するところが制作の山場になり、楽しくも、難しくもあるのですが、今回は「終極の語彙」を説明するパートがまさに、その悩みどころとなりました。「終極の語彙」は程度こそ違えど、誰もが行き当たったことのある行き止まりのようなその時点での答えのようなもので、なんとなく理解していても...記事を見る

名著135「三酔人経綸問答」

公開：2024年3月7日(木)午後7:04

質問：今回のアニメーションで一番こだわったポイントは何ですか？ ―――アニメーションを担当した『奥田昌輝』が視聴者の質問にお答えします ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 「三酔人経綸問答」、何となく小難しそうな印象を与える言葉に不安を抱きつつも初めて本書を読み始めました。読み進めていくと南海先生と紳士君、豪傑君という思想の異なる酔っ払い達の政治談義という内容で、当初の不安はどこへやらすらすらと読み進めることが出来ました。本書の内容が政治談義であるため、読者によっては構えてしまうような内容と思われる方もいるかもしれないのですが、3人の酔っ払い達の対話という設定のおかげで...記事を見る

名著134「古今和歌集」

公開：2024年3月7日(木)午後7:04

質問：今回のアニメーションで一番こだわったポイントは何ですか？ ―――アニメーションを担当した『ケシュ#203』が視聴者の質問にお答えします ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 『古今和歌集』のアニメーションの軸を考えるにあたって、各回のテーマを視覚的にイメージできるよう、回ごとに異なる枠のデザインを施しました。第一回の「四季」は言の葉が芽吹くようなイメージ、第二回の「恋」は情念をイメージする色で、第三回の「雑歌」は世の中を円で、第四回の「強い女」は強さを角で表現しました。同じ平安時代が舞台ですが、以前手がけた『伊勢物語』の淡いグラデーションを基調としたアニ...記事を見る

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