司馬遼太郎“覇王の家” (2)「律儀さ」が世を動かす

初回放送日: 2023年8月14日

「家康は信長の下請会社の社長にあたる」ととらえる司馬遼太郎。下請会社を維持するためには徹底的に律儀であることを必要とする。それを貫いたのが家康だというのだ。 たとえ妻や息子を殺されようとも、命がけともいえる律儀さを貫いた家康。だがその律儀さは信長を動かし、戦国社会での世評にも家康という存在を刻み付けていく。そして「本能寺の変」での信長の死は家康の運命を大きく揺さぶるが、その後どんな天下を目指していくかを家康に練らせることになる。第二回は、奇跡に近い努力を要したと司馬から評された家康の律儀さの内実に迫っていく。

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