「独裁体制から民主主義へ」の出版から時を経て、独裁権力側も非暴力による市民運動について研究を重ね、初期段階からその芽が出ないように機先を制する動きも出ている。 運動つぶしのための反対キャンペーン、大多数の人に対し抑圧が巧妙に隠蔽される先進国、自発的に隷従を求める人類の本能的性向、圧倒的な威嚇によって生み出される恐怖心といった問題に対して、シャープの方法は課題を残す。独裁権力側から研究され、機先を制されるようになって以降、こうした問題をどう克服していったらよいのか? 第四回は、シャープ以降の思想動向なども交えて、非暴力闘争の課題と可能性を見つめる。
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