目撃!にっぽん
ボクサー兄弟 ~二人で起こした番狂わせ~
初回放送日: 2021年9月19日
世界三階級を制覇したプロボクサーを弟に持つ、田中亮明、27歳。東京五輪で番狂わせを起こし、銅メダルを獲得した。舞台裏にあった兄弟の絆、兄としての矜持に迫る。 怪物プロボクサーとして世界三階級制覇を成し遂げた田中恒成を弟に持つ、兄の亮明、27歳。子どもの頃から常に弟と比べられ「弟は世界チャンピオン、おれは何者でもない」と口にする。その兄が大舞台で番狂わせを起こした。東京五輪のボクシング男子フライ級で日本人61年ぶりの銅メダルを獲得したのだ。番組では2人がタッグを組んで練習した1年間の日々に密着。そこから見えてきた兄弟の絆、兄としての矜持(きょうじ)とは。
出演者
語り (鈴木賢)
このエピソードのよくあるご質問
番組ディレクターから
【取材をする中で印象に残った言葉】 兄・亮明さん 「僕の親、うどん屋さんやっていたんです、小さい時。忙しいお昼頃の時間になると、僕も手伝いで皿洗いしてたんです。で、弟はしないんです。あいつは車の中でゲームしているんですよ。代わって、と言いに行ったら、いや無理、と言われたことを一番覚えています。めっちゃむかつきません?」 妻・百美さん 「今まで夫は一人で練習したい、孤独になりたいと思って、ずっと一人でやってきたと思うんですけど、やっぱりオリンピックが決まったことで肩の荷がおりたというか、誰かに頼ってもいいかなという気持ちになれたのかなと思いますね。」 弟・恒成さん 「僕は去年の大晦日に、プロボクサーになって初めて負けて、一回沈んだし、気持ちもやっぱり落ち込んだし。そんな中で次の試合、誰よりもかっこいい立ち上がり方で復帰した姿をみんなに見せたい。こんなにかっこよく立ち上がるんだというのを見せたいなと思います。」 妹・杏奈さん 「亮明は冷たくはないけどツンデレみたいな感じで、恒成はいつも優しいです。」 父・斉さん 「空手、ボクシングと、お前たちがやりたいと言ったから父さんも付き合う。ただ自分で言うたからには、自分で責任取らすのは、子供の頃からそう。言ったのはお前らやから。人のせいにできへんでしょ。それだけは、そういう教えでよかったなと思うとる。」 母・由紀子さん 「二人が頑張ったのは、お父さんに好かれたかったのかも。褒められたいとか。いつも一緒にいられるのは空手だったり、ボクシングだったりとか、それで頑張ったのかもしれないですね。」