目撃!にっぽん
「日本一勝った男の“引き際”〜現役最年長騎手 的場文男〜」
現役最年長の騎手、的場文男・64歳。3年前に地方競馬の最多勝記録を更新(7152勝)。いま引き際に揺れている。不倒の記録を続ける男の引き際を見つめる。 現役最年長の騎手、的場文男・64歳。3年前に地方競馬の最多勝記録を17年ぶりに更新(7152勝)。今も手綱を握り勝ち星を重ねる。愛称は、拠点とする東京・大井競馬場にちなんで「大井の帝王」。しかし体力の衰えからか的場はいま引き際に揺れている。力の続く限り現役にこだわるのか、第二の人生のために華のあるうちに退くのか。不倒の記録を続けるキャリア50年のトップジョッキー。その引き際を見つめる。
番組ディレクターから
番組ディレクターから
【この番組を企画したきっかけは】 「的場文男 歴代最多勝記録に並ぶ」。過去の地元紙を読んでいたら目にとまった小さな記事でした。気になり、記録を更新した次の日の朝刊を見たのですが、大きく取り上げられてなかったどころか、全く触れられていませんでした(見落としていただけかもしれません)。すごそうな人なのに、もしかしたら世間ではあまり知られていない方なのかもしれないと思ったのが、企画したきっかけでした。 【取材をする中で印象に残った言葉】 「偉ぶったらダメ。偉ぶったら人間潰される」。的場さんが常々おっしゃっていることです。勝利数は日本一、そして、現役最年長。競馬界の大御所、レジェンドとも言える方にも関わらず、「お疲れさん」と毎回缶コーヒーをスタッフ全員にくださるなど、常に我々に気を使ってくれました。周りは子どもや孫くらいの年齢の騎手や調教師ですが、見ていると常に低姿勢でした。実力だけではなく、気さくな人柄も長く現役を続けられる秘密だと感じました。 【番組の見どころ】 ディレクターの私は28歳と、長い人生を歩んでいるわけではありません。それでも、これまで出会った人の中で、一番魅力を感じる方でした。そして、それは画面からでも視聴者の方に伝わると信じています。34 分の番組ですが、ぜひ最後までお付き合いいただけると幸いです。
見逃し配信
数々の凶悪犯罪を解決してきた徳島県警の秋山博康。退職を前に任されたのがサイバー犯罪の現場だ。ITには詳しいが現場には疎い捜査員と犯罪に立ち向かう姿を描く。 数々の凶悪犯罪を解決してきた徳島県警の秋山博康(60)。その風貌からリーゼント刑事とも呼ばれる。秋山が退職を前に任されたのは、サイバー犯罪対策室。巧妙化するネット犯罪に対応するために新たに作られた部署だ。捜査員は民間企業でシステムエンジニアなどをしていたものが多く、ITには詳しいが現場には疎い。新手の犯罪捜査に戸惑いながらも、刑事として大切なことを若き捜査員たちに伝えようと闘う日々を追う。