「『筑豊のこどもたち』はいま “貧困のシンボル”の末に...」
初回放送日:2020年12月20日
1960年、炭鉱閉山の実態を世に知らしめた『筑豊のこどもたち』。写真家・土門拳がレンズを向けた子どもたちは、その後60年をどう生きたのか。 60年前に出版された『筑豊のこどもたち』。撮影したのは“写真の鬼”土門拳。炭鉱閉山で大量の失業者が溢(あふ)れる福岡県の筑豊で子どもたちにレンズを向けて貧窮のどん底を世に知らしめた。写真集は10万部を超えるベストセラーとなったが、その裏で土門は子どもに狙いを絞ったのは「失敗だった」と語っていた。“貧困のシンボル”となった子どもたちは、その後の人生をどう生きたのか。被写体となった約200人を訪ね歩く