都内の外国人向け精神科にいま全国から患者が殺到している。うつ病のブラジル出身女性は関西から通院。地元で納得いく診療を受けられる病院がないためだ。全国３７００の医療機関へのアンケート調査では、外国人の受診があったうち４割近くが言語や文化の違いで問題を抱えたと回答。外国人の精神疾患に対応する医療体制が不十分な実態が見えてきた。多文化共生が求められる中、どうすればいいのか。当事者の声から考える。