9月5日のニュース7では、4年前の「京都アニメーション」の放火殺人事件の初公判や、通園バスの車内に3歳の女の子が置き去りにされ亡くなった事件から1年となることなどについてお伝えしました。
京アニ事件 被告が起訴内容認める
平成以降の殺人事件で最も多くの犠牲者が出た、「京都アニメーション」の放火殺人事件の初公判。青葉真司被告は、「こんなにたくさんの人が亡くなるとは思っておらず、やりすぎだった」と述べ、起訴された内容を認めました。
検察は、被告には完全責任能力があったとしたうえで、「筋違いの恨みによる復しゅうを決意した」と主張しました。
一方弁護側は、「被告にとってこの事件は起こすしかなかった事件で、人生をもてあそぶ闇の人物への対抗手段、反撃だった」と述べました。
裁判はあさってから被告人質問が始まり、その後、精神鑑定を行った医師の証人尋問も予定されています。判決は、来年1月25日に言い渡される予定です。
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“車に子ども置き去り”あと絶たず
静岡県牧之原市の認定こども園で当時3歳の女の子が、通園のバスの車内に置き去りにされ、重度の熱中症で亡くなった事件から1年。献花台にはたくさんの花や飲み物が手向けられました。
一方で、民間の調査では、「1年以内に子どもを残したまま車を離れたことがある」と回答した人が、2割にのぼるという結果が出ています。
専門家は子どもを車内に残す危険性を知ることが何より大切だと指摘しています。