▼「年収の壁」対策を実施へ▼小惑星から回収のサンプルに期待(25日放送)

NHK
2023年9月25日 午後8:43 公開

9月25日のニュース7では、一定の年収を超えると社会保険料の負担が生じ、手取りが減ってしまう「年収の壁」に対して政府が新たに行う対策や、地球から約3億キロ離れた小惑星のサンプルをNASAの探査機が地球に持ち帰ったことなどをお伝えしました。

①「年収の壁」対策を実施へ

取材したのは、山梨県のスーパーで働くパート従業員の女性です。年収106万円を超えると、扶養を外れ、厚生年金や健康保険の保険料の支払いによって手取りが減ります。女性は出退勤の時間や日当などをアプリで毎日記録して「年収の壁」を越えないよう管理しています。

この「106万円の壁」について、岸田総理大臣は手取りが減らないように取り組んだ企業に対し、従業員1人あたり最大で50万円を助成する対策を来月から実施する方針を明らかにしました。

このニュースの見逃し配信はこちらから(期間は1週間)※別タブで開きます

②小惑星から回収のサンプルで何が分かる?

地球と火星の間の軌道を回る小惑星「ベンヌ」のサンプルをNASA=アメリカ航空宇宙局の探査機のカプセルが持ち帰りました。2016年に探査機が打ち上げられてから、7年ぶりです。

今回の計画には小惑星「リュウグウ」のサンプルを地球に持ち帰った日本の探査機「はやぶさ2」の知見も活用されています。専門家は「太陽系全体の進化に対する知見を与えてくれると期待される。また、2つの天体はどう異なる変化を遂げてきたのか、情報を与えてくれる可能性もあるので分析結果を注目したい」と話しています。

このニュースの見逃し配信はこちらから(期間は1週間)※別タブで開きます